IN/OUT (2003.11.2)

以前、のど自慢シンガポール大会の観覧申し込みの抽選に洩れたと書きましたが、当選したのに都合が悪くなってしまった方の分を譲っていただき、観覧できることになりました。多謝。

ここから得られる教訓は
・ 何事も希望を捨ててはいけない(
ということでしょうか。しかしながら、別件では
・ 一方的に希望しても叶わぬ事がある(
ということも身にしみてる訳で…。

弁証法的に止揚するなら
・ こんなことで運を使い切ってるから駄目なんじゃん
というところでしょうか…(← まったく、合になってない


in最近のIN

「NHKのど自慢・イン・シンガポール」 (03.11.2)

ということで、「NHKのど自慢」を見に、Suntec City Convention Hallへ行ってきた。

朝8時から、観覧申し込みの当選通知と座席指定券の引き換えがあり、開場は9時半。私が8時半に着いたときには、既に多くの人が集まり、列ができていた。当選通知には連番が振られていたのだが、それとは関係無しに座席券が配布されているようだ。やや出遅れた形になったが、運良く、真ん中よりやや前方、左右のど真ん中の席になった。引換所の横では、金曜日に行われた予選の模様がモニターに流されている。私の知人も二人参加したのだが、残念ながら落選。因みに、申込者は650人で、書類選考の上、200人が予選出場したそうだ。そして、本番に出演できるのは25人。

観客席に集まったのは2,300人。本番開始30分前(当地時間10時45分)、前説の担当者が登場。さすがに場馴れしているようで、注意事項等を要領よく、笑いを交えつつ説明する。続いて、「NHKのど自慢・イン・シンガポール」実行委員会委員長の挨拶。さらに、なんと、このためにわざわざ来星された海老沢NHK会長自ら挨拶。場内には、シンガポールの国務大臣と日本国大使も列席されている。単なるバラエティ番組の枠を越えたイベントと言うべきだろう。

いよいよ、司会の宮川アナウンサー登場。前説担当者にも感心したが、一瞬で満員の観客を引きつける手腕は、さらにすごい。そうこうしているうちに本番開始である。始まってしまえば、あっという間に時間は過ぎていく。

本番終了。ここからは、放送されない、現場にいる人達だけのお楽しみ時間となる。まずは、チャンピオン(Singpore National University在籍のお嬢さん)がもう一度歌い、続いて、ゲストの氷川きよしが三曲。藤あや子も三曲披露。ちょっとした歌謡ショーの趣だ。宮川アナウンサー曰く「普段は二曲ずつなのだが、海外なので特別に三曲ずつ」とのこと。素人の後に聴くと、お二人ともさすがにプロ。完全に別次元の歌のうまさである。

実のところ「のど自慢」は好きな番組では無い。「カラオケ」「素人参加」「演歌」といった、私の苦手とするキーワードが並ぶし、TV画面に映る、出場者と観客がにこやかに手拍子を打っている姿も、自分には合わない世界だ。しかし、現場に行ってみると、さすが長寿番組。素人(出場者と観客両方)をリラックスさせ、楽しませ、そして生放送を成功させるノウハウが完璧にできあがっている。私も見事に術中にはまり、約二時間、ニコニコと手拍子を打ってきた次第。



はい。正しくは、人間力が問われる局面で「運」を持ち出した時点で現実逃避、即ち、負け。ということですね。やれやれ。しっかりしないと駄目だな。

来週末は出張につき、次回更新は翌々週以降になります。今月は、出張がもう一回と、社内旅行と落ち着かない月になりそうです。