IN/OUT (2003.3.23) |
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SARSなる謎の肺炎騒ぎ。香港、ハノイ、そしてシンガポールと、なぜか私の最近の足跡と合致しているようで、やな感じの今日この頃です。実際には、シンガポールで発病したのは香港へ観光旅行に行った三人とその家族および病院関係者だけなので、当地ではそれほど特別な騒ぎにはなっていませんが。 来週予定されていた香港出張が、戦争の影響で延期になったのを喜ぶべきかどうかも微妙なところではあります… 最近のIN歓迎・新規出店 (03.03.23)西友Bugis店の二階に、無印良品が開店した(今日現在、良品計画のサイトに店舗情報が載っていないが、まさかバッタもんということはあるまい)。シンガポールから一度撤退したのだが、晴れて再出店である。香港でもロンドンでも店舗を見かけてうらやましかったので、実に喜ばしい。特別、ファンという訳ではないが、困ったときの無印良品。無難な品揃えは重宝することが多い。 店舗は期待していたよりは狭く、品揃えも、今一歩。当地では売れないであろう掛け布団カバーやカーペット・クリーナーが大量に陳列されているのも疑問だ。今度は撤退の憂き目にあわないよう、マーケティングの方、がんばっていただきたいところである。 さらに、西友の地下には、beard papa's pipin' hot cream puffsが出店。シュークリームの「ビアード・パパの作りたて工房」である。当地では、高島屋とChangi空港に続いての出店だと思う。これも、シュークリーム好きとしては嬉しいところだが、シュークリーム自体があまりメジャーなお菓子では無いと思われる当地で、どこまで善戦できるのか心配ではある。オープニングセールをやっていた割にはお客さんが入ってなかったし…。ちなみにこの店、店員の接客用語は日本語が原則になっている。味の方も、今のところは日本並み。果たしてこれを維持できるのかも、要注目である。吉野家の味付けは(基本調味液は日本と同じだと思うが)濃さが滅茶苦茶になっているし、モス・バーガーの接客レベルは日本からは考えられないほど落ちているし… いずれにせよ、多くの企業の中国シフトに伴い、日本人駐在員の漸減が続く当地にあって、新規出店してくれる日系店舗の存在はありがたい。 一方、シンガポールで20年の歴史を刻んだ大丸はついに閉店。ただし、地下スーパーマーケットのみ営業中。おそらく、現地日系人コミュニティに与える打撃を考え、明治屋としての新規改装オープンぎりぎりまで営業を続けるということのようです。私自身は、あまり利用していない店だったのでそれほど影響は感じていないのだけど、とにかくも意気に感じる対処で、ありがたいことです。 |