IN/OUT (2003.3.1)

The Rolling Stones シンガポール公演のチケット販売が始まりました。Indoor Stadiumで二回公演。一番高価なアリーナ席前方は、S$500。さすがに強気の価格設定です。果たして、シンガポールでこの値段で完売するのか? さらには、「写真撮影禁止」という注意事項が守られるのか? それでもきっと焚かれるに違いないカメラのフラッシュに対し、Hells Angelのような奴らが襲いかかってくるのか? 野次馬的興味も尽きません。

で、私もチケット購入ボタンをクリックしたのだけれど、一番良い席、はさすがに躊躇。ランクで言うと真ん中辺りの席種、ステージ真横の相当高い位置、で手を打ちました(それでも、未だに延期の詳細が不明のYESの公演よりも高額。個人的には、YESよりStonesに高い金を払うのは、いささか納得がいかないのだけれど…)。


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"Laurie Anderson, Performance at Esplanade Concert Hall" (03.02.24)

Laurie Andersonのパフォーマンスを観に、Esplanade Theatres on the Bayに行ってきた(不思議なことに、彼女のオフィシャル・サイトに掲載されている、"Happiness" - Solo Theater Tour - のスケジュールにはシンガポール公演に関する記述が無い?)。1980年代から、彼女の名前だけはしばしば目にしていたが、実際の舞台を観るのは初めてだ。

登場してすぐに、バイオリン演奏をした後は、シンセサイザーとシークェンサーを操って環境音楽風BGMを奏でつつの朗読が続く。それは、ポエトリー・リーディングのような感じではなく、リラックスして淡々と語っているという印象だ。出だしこそ、9.11後のニューヨークの情景で、何か堅い話になるのかと身構えたが、続く話題は、表面的には軽めの思い出話や経験談、さらには道元禅師や、武帝と達磨大師の逸話などに広がっていく。オチの付いた話題も多く、会場が笑いに包まれることもしばしば。予想していた、小道具を使ったり、肉体で何かを表現するような場面はほとんど無く、これはもう、パフォーマンスというよりは漫談に近いのかも。

悲しいかな、こういう内容だと、いかにLaurie Andersonの発音が明瞭でも、私の語学力で付いていくのは厳しい。内容を理解しようとし、さらにそこには何か寓意が込められているのかと考えているうちに、場内爆笑の渦に取り残されることも多く、少々悔しく、かつ歯がゆい思いをすることになった。

しかし、一語一語をキャッチできなくとも、彼女の佇まい、喋るトーン、奏でるBGMの音色、などに身を委ねれば、奥行きのある、居心地の良い空間に浸ることができたと感じた。さすが、ベテラン・パフォーマーと言うべきか。単なる漫談師では無いのである。



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自宅PCダウン (03.02.25)

自宅PCが起動しなくなった。ハードディスクを認識しないのが、ディスク自体の問題なのか、マザーボード側のインターフェースの問題なのか分からないのだが、一時、異常な動作音がしたことがあるので、恐らくディスクに原因があるのだろう。

"My Documents"の中身は、二日前にCD-Rにバックアップしたところなので、比較的被害は小さいが、iPod用にせっせと吸い上げたMP3ファイルや別ドライブに保存してある写真類など、バックアップ対象外だったデータが救い出せるか心配だ。

この後、新しいハードディスク購入、換装、OSの再インストール、アプリケーションのインストール、データの復元、環境の調整などと続く面倒な作業を考えると気が重い。準備がてら、PCケースの側板を外し、ハードディスクを取り外したのだが、それだけで十分億劫である。以前は、内部が広く作業しやすいと気に入っていたGatewayのフルタワーケースを、でかくて重くて疲れると感じてしまうのは、歳を取ったということか…

と言いつつも、せっかくの機会なので、Windows 2000からXPにアップグレードしようと、通販サイトに発注。ついでにMS Officeも、ATOKもバージョン・アップすることにした。予算が無いので、最低限のハードディスク交換だけで済ませようと考えていた割には、費用もかかってしまっている。PCの筐体は、パンドラの箱のごとく、空けると物欲という悪霊が解き放たれるのか。でも、新しいディスク構成をどうしようかなどと考えていると、それなりに楽しくもなってきた。

各種アプリケーションのオリジナルCD-ROM等を整理してみると、プロバイダ謹製のADSLモデムセットアップ用CD-ROMが見つからない。オフィスのPCからモデム製造元のサイトにアクセスして、ドライバを見つけたのは良いが、自宅PCでダウンロードするためにはADSLモデムが必要だし、ADSLモデムを動かすにはドライバが必要だし…、と一瞬、頭の中でぐるぐる。しばらくの混乱後、オフィスでダウンロードしたのをコピーして持って帰れば良いのだと、当たり前の事に気づく。

自宅でPCが使えないという状況になってしまうと、帰宅後、少々手持ち無沙汰でもある。やれやれ。



と言うわけで、オフィスのPCを(こっそり)使って更新。土曜出勤の合間にこんなことをやってる場合じゃ無いですな、はい。これから働きますです。