IN/OUT (2003.2.23)

当地のタクシーは、料金が安く気軽に利用できるのですが、初心者が戸惑いがちなのが、一見、乗車拒否に見える場合があることです。

一つは、電話呼び出しに応えている車。これは、「ON CALL」という表示を出しているので見分けることが可能。もう一つは、運転手が地名表示を出している場合。運転手の勤務交代の時に限り、帰るのと同じ方向に行く客だけを選んで乗せることが許されているのです。この場合は、自分の行きたい場所の近くだと判断した客の方からドライバーに声をかけ、交渉することになります。

その辺が分かっていない観光客が、タクシー待ち行列で、乗車拒否にあった、あるいは、列を無視して先に乗った人がいる、と怒り出す光景によく出くわします。先日も、白人観光客が激しく怒りを露わにしていたのだけど、英語じゃなくて南欧風の言葉でまくし立てていたので、周囲の人、誰もフォローせず。何か申し訳ない。


out最近のOUT

コンサート不戦敗再び (03.02.16)

YESの"Full Circle Tour 2003 Singapore"。YESについては、あまりにもメンバー・チェンジが多すぎて、いったい最新のレコーディング・メンバーが誰なのか実は分かっていないのだが、今回のワールド・ツアーは、Jon Anderson、Steve Howe、Chris Squire、Alan White、そしてキーボードにRick Wakemanと言う、ほぼ最強の布陣である。年寄りバンドの金儲けツアーかもしれないが、米国公演のセットリストを見るにつけても、これに参戦せずしてどうする、と鼻息を荒くしていた。かなり仕事が立て込んでいた週だったのだが、全ては日曜夜の、このコンサートに合わせてスケジュールを立て、働いてきたのだ。

が! いざ会場に行ってみると、誰もいない…。公演延期。これはまさにFourplayの時と同じである。延期の告知は、どうやらTVや新聞で報じられたらしいのだが…。オンラインでの購入者にはメールで知らせるぐらいできないものかなぁ。

延期自体は、Jon Andersonの怪我が原因らしいので仕方ないのだが、やはり悔しい。シンガポールに来て以来、最も楽しみにしていたコンサートだったのだ。そして、このがっかり感を怒りに転化させてくれたのが、チケット・エージェント SISTICの、相も変わらぬ無能ぶりだ。延期後のスケジュールや払い戻しについて、聞く担当者毎に返事が異なる。何度も怒りの電話とメールを繰り返していたら、マネージャーから電話してきてが、相変わらずピンぼけの繰り言ばかりで、具体的なことが一向に分からない。分からないなら分からないなりに、じゃぁ、いつ頃までに連絡しますとか、客を安心させるような事を言えば良いのに。シンガポールでのチケット販売をほぼ独占している現状に甘えているうちに、組織全体が馬鹿になっているに違いない。ぷんすかぷんすか。



従来、タクシーのドアは、乗客が手動で開閉するものしかなかったのですが、最近では、「自動ドア」と表示されている車も増えてきたようです。もっとも、私も含め乗客の方が、そんな機構にお構いなしに、ドアを開け閉めするので、結局、使われているのを見たことがいまだにありません。