IN/OUT (2003.1.19)

"Welcoming the Year of the Goat"の飾り付けが目立つ季節になりました。干支が"Sheep"じゃなくて"Goat"なのが、若干違和感があるものの、真っ赤なデコレーションと能天気な中華お正月ソングにすっかり馴染んでしまった、シンガポールで迎える五度目のChinese New Yearです。


out最近のOUT

"The Ring" (03.01.13)

ハリウッド版"The Ring"がようやく当地でも公開された。「リング」はこちらでも、日本映画としては異例の大ヒットとなったのだが、何故かハリウッド版の公開はかなり遅くなってしまった。因みに、日本映画だと今は「ピンポン」を絶賛上映中。

「呪いを解くおまじない」とか「成仏」という概念は、米国人には分かりにくいのじゃないか?という疑問や、明治時代、念写能力故に(その真実はともかくとして)数奇な運命を辿った女性が実在したというバック・グラウンドが無い米国で、貞子の出自をどう処理するのかという心配など、色々あったのだが、まぁ、無難に翻案したな、という印象だ。無難すぎて、多分、米国人にはそれほど怖くなかったんじゃないか、とも思えるが。

問題は、21世紀になってリメイクするには、とてつもなく古くさい物語になってしまっているということだ。このデジタル・コピー全盛の世に、アナログのVHSテープ…。そういう意味では、日本版の1998年という映画化もギリギリのタイミングだったのかもしれない。

本当は、同じ「わっか」でも、"The Lord of the Rings: The Two Towers"を観たかったのだが、タイミングが合わず見逃したままになっている。一作目を観た後、あわてて全巻揃えた原作で一番はまったのが、この第二部だ。是非とも大スクリーンで観たいのだが。欧米に比して、原作がそれほど浸透していないシンガポールでは、もうそろそろ上映終了になりそうで、困ったものだ。


「冬」への出張準備 (03.01.18)

来週は、香港 → 日本へ出張。この時期でも香港の昼間は、20度前後まで気温が上がるようなので、常夏の島から赴くのにそれほど不自由は無い。問題は日本だ。

仕事で日本に行くのは、随分と久しぶりだ。プライベートの時と違い、一応、日本的サラリーマンの仕事着が必要である。しかし、最後に冬物のスーツやコートを買ってから、5年以上が経過している。試着してみると、(全く入らないということは断じてないが)長時間着続けるには、ウェストがきつそうな物が多い。いつの間にズボンが縮んだのだっ、と、お約束のつっこみを入れつつも、困る。高温多湿のところに置きっぱなしなので、なんかカビっぽいのも気になる。冬物はかさばる、というのも頭が痛い。月例の香港だけへの出張に比して、荷物三倍増、という感じだ。

日本でのローミング用の携帯電話をレンタルしたのだが、多機能過ぎて、さっぱり使い方が分からないのも、浦島さんになったようで悲しい。しかも、今回貸してくれた端末は、写メール付き。いよいよちんぷんかんぷんである。毎回思うのだが、日本でもGSMを導入するキャリアが一社ぐらいあっても良かったのに、何故、世界に背を向けたのかなぁ。

ついでに、出張前に風邪気味になってしまった。毎回、香港のホテルの空調のせいで、喉がおかしくなる、と文句を言っていたら、今度は行く前から。無意識のうちに身体が「これがほんとの香港風邪」と、ボケをかましているのか?



ということで、来週日曜の夜中に出張から帰星予定、さらにその次の日曜はChinese New Yearで旅行に行く予定。当分、更新が滞りそうです。