IN/OUT (2002.11.24)

初めて中国東方航空を利用してみました。古そうな機材。古くさい内装。ある意味、昔懐かしいとさえ言えそうな機内サービス。乱気流に入ったときの恐怖はいつもより5割増し、という感じ。

機内食も、実に見栄えの悪いもの(牛肉入りビーフン炒め)だったのですが、食べてみると、これがおいしい。この辺、さすが中国の底力、と実感。


in最近のIN

上海は今日も雨だった (02.11.19-21)

出張で上海に行って来た。香港、台湾には何度も通っているが、いわゆる「メインランド・チャイナ」を訪れるのは初めてだ。個人的には、週末を絡めてゆっくりしてみたかったのだが、日程調整できず、生真面目出張スケジュールになってしまった。

いまや、世界で最もエキサイティングな「市場経済都市」と言われる上海だが、体制的には共産主義。その辺が、どうもピンと来ない。浦東空港では、人民の団結を促し共産主義の勝利を謳うようなポスターの一枚ぐらい期待したのだが、あるのは、コンピューターや携帯電話の派手な広告ポスターばかりだ。何故か空港内で流れるBGMは「長崎は今日も雨だった」。不可解な選曲である?

着いたのは、すでに日没後。ホテルにチェックインした後、周囲を軽く歩いてみたが、一人で気軽に入れそうな店が見つからず、結局、ホテル内で食事。サービス・アパートを兼ねたホテルなので、値段の割に部屋が広く(ベッドルームと居間が別にある)快適だ。

翌日は、雨。ビジネス街の中心、26階にあるオフィスからも、ほとんど景色は見えず。昼食は、ビルの中の日本飯。まったく上海らしさの無い一日だったが、夕食を現地スタッフに連れて行ってもらった。日頃馴染みのある広東料理より濃い味付けで、これはこれでおいしい。

翌朝も雨。すぐに空港に向かう。結局、上海の町は、ほとんど見物できなかった。さすが大陸というか、道幅が広く、建物が大きい、という「巨大さ」だけが印象に残った。共産主義と市場経済の共存ということだと、空港、飲食店、ホテル、店舗などあらゆる場所において、サービスが朴訥 / 垢抜けていない、というのがその証左なのかもしれない。しかし、思っていた以上に居心地の良い都市だと感じる。香港などの佇まいとは正反対の印象を受ける部分も多いが、それぞれ「中華的」な両側面を見せているようだ。

短い出張だったが、この町がこれからの数年で大きな変貌を遂げるであろう可能性は十分に感じた。とりあえず、来年営業を開始するという、世界初の商用磁気浮上式リニアモーターカーは乗りに行こう、と思う今日この頃である。


入力デバイス交換 (02.11.23)

キーボードとマウスを新しい物に換えてみた。

これまで使っていたのは、MicrosoftのNatural Keyboard。いわゆる「エルゴノミクス」というタイプだ。確かに、腕、肩の疲れは少なく、キータッチも、やや深すぎるきらいはあるが悪くない。しかし、PC用デスクの引き出し式キーボード置き場に収まりきらない大きさが難点だった。で、見つけたのが、A4TECHというメーカーのErgo A-Shape keyboard。キーの形状を工夫して、コンパクトなままでエルゴノミクス・キーボードと同様の効果を狙った物である。何種類かラインアップされているが、余分なホットキーがごちゃごちゃ付いた物が嫌いなので、一番シンプルな「KBS-720」を選択。因みに、キーボードは以前から一貫して、英語版を愛用している。101キーボード時代は面倒もあったが、104キーボードになってからは、左右のWindowsキーにIMEのオン・オフを割り付けることで、日本語入力も効率的にできる。

使用感は、それほど悪くはないが、やはりNatural Keyboardほどの"ナチュラルさ"は無理なようだ。果たして謳い文句通りの"Prevent Repetitive Strain Injury on your wrists and arms!" の効果があるかは疑問である。が、12ドル、日本円で800円ほどという値段を考えれば、それなりに優秀な製品だと思う。

ついでにマウスも交換した。こちらはMicrosoftのWireless Optical Mouse Blue。プラグ&プレイでは、正しいWindows2000用のドライバをインストールしてくれず戸惑ったが、使い始めると、実に快適。これまでワイヤレス・デバイスには不信感を持っていたのだが、反応の鈍さなど一切無い。マウス・ケーブルの存在など、それほど意識したことは無かったが、いざワイヤレスになってみると、本当に楽だ。PC用机の上がなんとも混沌の極みにある現状では、ありがたみ倍増でもある。もっとも、将来全てのマウスがワイヤレスになったら、若い人には「なぜ、マウスと名付けられたのか」理解できない、ということになるのだろうか。


上海の前に立ち寄った香港では、例によって喉の調子が悪くなったり、上海のホテルでは、何故か予約が入っていないと言われたり、香港でのトランジットでは、これまた何故か帰りのチケットがキャンセルになっていたのが判明したり。小トラブルは多かったものの、初めての土地に行くのは楽しいっす。