IN/OUT (2002.10.13) |
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旅行やら出張やら仕事の山場やら何やらかんやらが、なんとなく一段落した感のある今週末。多忙を言い訳に、すっかり家事に対する怠け癖が… 最近のINEsplanade - Theatres on the Bay (02.10.12)シンガポールを、ASEANにおける文化・芸術の中心地にするという野望を秘めつつ建造された、Esplanade - Theatres on the Bayが完成。この日、オープニング・セレモニーが開かれた。 その醜悪な外観は、「虫の目(Bug's Eye)」や「ドリアン(Durian)」と揶揄されているし、6億ドルという建築費がシンガポールの納税者にとって「白象」以上の価値があるのか新聞紙上で問われてもいる(Mark Twainの"The Stolen White Elephant"に引っかけているのか。もちろん、政府寄りの報道しかしない新聞なので、最終的には否定的な結論にはなっていないが)。実際、趣味が良いとは思えないデザインではある。 その「ドリアン」の中には、大規模なTheatreとConcert Hall、小規模なTheatre StudioとRecital Studio、合わせて四つのイベント・スペースがあり、また、ショッピング・モールや飲食店も入っている。建物の前は、名前の通り、Marina Bayに面し、野外ステージの他、遊歩道が整備されている。この遊歩道からは、Raffles Placeの高層ビル群、The Fullerton Singapore、移転後、元気に水を吹くようになったMerlionが一望でき、シンガポール観光客にとっては、ベストの記念撮影ポイントと言えそうだ。オープニング祝いの人手が一段落したら、私も三脚かついで行ってみようと思う。 MRT駅からの近さ、イベントの前後に時間を潰すショッピング・モールや飲食店の充実度ともに、これまでの当地の劇場・コンサート会場とは一線を画する施設であり、今後の発展に期待するところ大である。オープニング・セレモニーでは、かなりHaze(煙害)が目立つ空の下、派手な花火大会が繰り広げられたらしいのだが、あまりの人手の多さに、22時15分の開始を待たずに、早々と退散。 ま、埃で死ぬことも無いか、と開き直りつつ、日本は三連休が多くて羨ましいと切実に思う今日この頃です。 |