IN/OUT (2002.10.6)

Suntec Cityで行われていた、アジア物産展。JAPANのコーナーで一番目立っていたのが、蒟蒻ゼリー。確かに、日本発の菓子ではあるけど、日本代表にまで持ち上げて良い物か、ちょっと疑問。他の、台湾やベトナム、インドなどのコーナーの売り子さんが、恐らくその国の出身者と思われる容貌なのに対し、JAPANのとこは、見るからに典型的シンガポリアンが担当していたので、少々不安があったのですが。


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"The Tuxedo" (02.10.5)

Jackie Chan主演のハリウッド製アクション・コメディ。伝説のプレイボーイ・スパイの秘密兵器 = ハイテク・タキシードを、ひょんなことから、お抱え運転手が身にまとって大活躍。ちょっと、パタリロ!の「ジャポネスクの巻」に登場した、プレイボーイ・スーツを思い出させる設定である。いや、最近のハリウッドの節操の無さから考えれば、本当にパタリロ!からネタをパクったのかも?

話自体は他愛ない。悪役の設定からして、いかにも漫画然としている。ストーリーの練られ方も、それこそ「ジャポネスクの巻」の方が遥かにしっかりしているぐらいだ。監督はこの映画が初演出のようだが、小器用なだけで切れ味悪し。まぁ、そうは言っても、そこはJackie印。安心して笑って楽しめる。Jennifer Love Hewitt嬢も、突っ込み所は多いものの、可愛いからとりあえず許せちゃう。James Brown御大の存在感もすごい。8ドルの元は十分に取れる映画ではある。

ただ、Jackieのアクションが不満。これは、彼の映画としては致命的に痛い。フィルムの編集で動きを補っているところが多いように思うのだ。この題材で、全盛期の彼のアクションがあれば、ストーリーがどんなにへっぽこでも気にならない快作になっていただろうに…。そう思うと、彼のハリウッド進出があと20年、いやせめて10年でも早ければ、とつくづく残念に思う。もちろん、この作品での動きが、彼の肉体的衰えを示しているのか、はたまた、監督の無能さによるものかは、私には判断できないのだが。さらに、Jackie、いくら童顔とはいえ、48才。Jennifer嬢(23才)とのラヴ・コメ的展開にいささか無理があるのも、ちと辛い。



不安は的中。天ぷらうどん(持ち帰り用プラスチック容器に入っている)の上に、堂々たる「海老フライ」が…。あるいは、あれは名古屋の業者が出品したのだろうか…