IN/OUT (2002.4.20)

無理なスケジュールからくる身体的負担と経済的負担のトレード・オフを冷徹に検討した結果、往復にはビジネス・クラスを利用した。というか、以前利用した、Changi空港内のシンガポール航空のラウンジが、充実した軽食、無料のシャワーと、とても快適だったことに味を占めたのである。もっとも、シンガポール航空ではあまりにも高すぎるので、全日空。当地では、SQの圧倒的ステイタスの陰で、NHは割安航空会社、という位置づけに甘んじている雰囲気なのだ。

残業後、オフィスから直行で空港に向かったため、食事&シャワーには大いに期待していたのだが、NHのラウンジには、飲み物以外はクラッカーが置いてある程度。シャワーなんて無し。利用者数や値段の差などを冷静に考えれば、当たり前だとは思うが、かなり失望。

さらに、都内で宿泊したホテルは、歴史有る建物が売りなのは良いのだが、バスルームの狭さに辟易。せっかくのレトロ調の雰囲気も、ビジネス・ホテル風ユニットバス（それも、極めて極めて狭い）で台無しだと思う。あの狭い空間なら、いっそ、シャワーだけにすれば良いと思う。バスタブが無いと納得しない人がそれだけ多いということか。

などなど、コスト・パフォーマンス関連での文句は多いし、確かに疲れる旅程ではあったが、精神的な面では無理して行って良かった、と思える訪日になったので、結果オーライではある。