IN/OUT (2002.1.27)

Chinese New Year休暇に向けて、航空券の発券終了。キャンセル待ちだったチケットも無事取得できて、楽しみが具体的になってきました。


in最近のIN

"Jamiroquai - A Funk Odyssey" (02.1.22)

Jamiroquaiのコンサートを観に、Singapore Indoor Stadiumへ行って来た。フロント・パーソンのJay Kayは気分屋という評判だし、先だって行われた東京ドームでの公演は全く盛り上がらなかったとの噂も聞いていたので不安だったが、なかなかどうして、楽しめた。

一時間遅れで始まった演奏は、予想していたよりもロック・バンドとしてのまとまりがある音だ。アリーナ全体がスタンディングのダンスフロアになっていたのだが、体力を考慮し椅子席を予約していた。しかし、結局は、一曲目から総立ち。これは当地のコンサートでは、かなり異例のことだ。観客の構成が白人とマレー系の比率が高かったせいもあるのだろうか(中華系の人が多いコンサートは、皆、着席したままで盛り上がらないという印象がある)。MCにダイレクトに反応する英語ネイティブ国での公演は気持ちよいのか、Jay Kayのご機嫌も上々。途中、会場から女の子をステージに上げたり、フロアにダイヴしたり、モニター・スピーカーによじ登ったり。因みに、ステージに引っ張り上げられた女の子がまた、仕込みかと思うほどノリが良くて、ダンスもうまく、でも、出しゃばりすぎて見苦しくなることもないという、素晴らしさ。中盤に披露されたDonna Summerのカバー、"Bad Girls"は、私が生まれて初めて買ったLPに入っていた曲で、ちょっと感慨深かった。原曲に忠実なアレンジだと思うのだが、意外にもJamiroquaiの音によく合っていて秀逸。

音響はディスコ調のドンシャリ型で、女性コーラスなどほとんど聞こえないし、演奏曲もバラエティ豊かというよりは、ファンク一本槍。Jay Kayのステージ進行も、決して盛り上げ上手という感じではない。しかし、観客との一体感が心地よく、飽きることなく最後まで堪能できた。


Yahoo! Auctions 参戦 (02.1.25)

ブームというよりは、すっかり定着した感のあるネット上でのオークションだが、私自身はこれまで敬遠していた。元々、安い中古品より高い新製品が好きなのである。いかに安く目当ての物を入手するかに喜びを見いだす人も多いようだが、私の場合は、散財した後の達成感と後悔が微妙に入り交じった感慨にこそ、ストレス解消を見いだしてしまうのだ。また、自分の手垢の染みついた物を他人様に有料で売る、ということにも抵抗がある。

しかし、先週、新しいデジタル・カメラを買ってしまったので、これまで使っていたFinePix 4900Zの出番が無くなってしまった。6倍ズームという特長はあるものの、二台を使い分けるのも大袈裟だ。しかし、1年半前に買ったとはいえ、まだまだ完動品だし、ワイド・コンバージョン・レンズなどのオプションも揃っている。少々古い機種だが、捨てるのはもったいないと思い、ものは試しと、Yahoo! SingaporeのサイトでAuctionに出品してみた。

出品後、すぐに質問が寄せられ、入札者が現れる。出品者には、いままで何人がアクセスしたのか等の情報も閲覧できるのだが、リロードする毎にアクセス数が増えてくる。自分のサイトでも、これだけカウンタが回ったのを見たことが無い。入札価格も、こちらの予想を超えるペースで上がってくるし、締め切り間際の攻防は、手に汗握る展開だ。なるほど、こういう仕組みなのか。予想以上にエキサイティングである。金曜の夜に出品し、締め切りを日曜の夜に設定したのは幸いだった。平日にも出品を続けていたら、気になって仕事が手に付かないところだった。

結果、予想を超える値段で落札。ありがたいことだ。実際の引き渡しなどはこれからではあるが、この経験だけで、十二分に楽しませていただいた。



旅行代理店に頼んだのは航空券だけで、現地のホテルなどは全てネットを通して直接交渉中。代理店の人には申し訳ないが、こういう人が増えているのだろうと思う。ホテル選びの基準の一つがネットへの対応、という人も増えているだろう。個人旅行のプランを立てる側には面白い時代になったものだが、サービスを提供する側は、大変だろうな、とも思う今日この頃です。