IN/OUT (2002.1.6)

新年早々、いささか自業自得意気消沈気味の今日この頃です。


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"The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring" (01.12.31)

伝説的ファンタジー小説の映画化。不勉強ながら、原作本は映画観賞後に購入したので、ほとんど予備知識無しで観た。

原作は三部作。今回の映画化はそのうち第一部にあたるのだが、日本語訳の文庫では、この第一部「旅の仲間」だけで4巻もある。それを忠実に映画化したようで、上映時間は三時間。長大な物語を破綻無く一本の映画にまとめた手腕は大したものだが、やはり長い。しかも、この第一部だけでは、いまいちクライマックスが無い。というか、カタルシスに欠ける展開なのである。原作に慣れ親しんでいる人にはこれで良いのかもしれないが、私には、やや辛いところもあった。例えば、"Star Wars"では(映画化一作目のEpisode IVにせよ、1999年のEpisode Iにせよ)、三部作の第一部だけでも、単体の映画として十分に楽しめるクライマックスがあった。この方が、商業的にはうまいやり方だと思う。

もっともこのシリーズは、Star Wars Sagaのように間隔が長くなく、毎年一作ずつ公開される予定なので、これはこれで良いのかもしれない。とにかく、異世界の作り込みが完璧で、それだけで十分に楽しめた。こんな実写映像を見せられてしまうと、ファンタジー世界をアニメでしか表現できない日本映画は辛いよな、と痛感してしまう。



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Dinner Cruise自体は良いが (02.1.4)

職場の新年会というか、社名変更記念パーティーが、クルーザーを貸し切って行われた。船員曰く、「Lee Kuan Yew上級相も、お忍びの会合に使うことがある」というクルーザーだが、どう見ても、漁船に毛の生えたような小舟である。

昨年は、兼務しているもう一つの勤務先で、ランチ・クルーズを行ったが、今回は夕方からのディナー・クルーズという趣向だ。しかし、ディナーと言っても、所詮、屋台メニューのようなバフェだし、人数自体が前回より大幅に少ない15名程度なので、盛り上がらないこと甚だしい。一応、幹事はゲームなども企画していたようだが、結局は、カラオケ大会に終始する。最近では、日本的カラオケには大分耐性ができてきたが、英語曲/中国語曲混合カラオケって奴は、いまだに慣れない。英語曲でも、好みの曲があれば良いのだが、うちの従業員達が好きな、ベタなバラードやスタンダード曲って、日本の演歌並に苦手なのである。

シティ・エリアの高層ビル群の夜景を眺めながら、Clifford Pierに帰港する航路はなかなかの光景で、余分なBGMが無ければ、もっと楽しめたと思うのだが。



気を取り直して、Chinese New Yearは盛り上げるべく、旅行を予定中。初めての国に行く計画を段取るのは、楽しいっす。