IN/OUT (2001.10.14)

来月予定されていたSugar Rayのコンサートが中止になりました。先週のThe Corrsは、来星してくれただけでもありがたかったということですね。まぁ、現金で払い戻しを受ければ、結果的に、クレジットカードで溜まったSQのマイレージだけは得をすることになるのだけど、それをもって良しとするのはせこいか。

テニスの国際大会が開かれる予定だったのもキャンセルされたようで、相変わらず、ざわついた世の中です。


in最近のIn

"Captain Corelli's Mandolin" (01.10.14)

"Shakespeare in Love"のJohn Madden監督の新作。

第二次大戦中、ギリシャの島に占領軍としてやってきたイタリア人大尉と島の娘の恋物語だが、全体の三分の二は、いささか退屈だった。音楽好きで陽気なイタリア兵士。融通が利かず冷酷なドイツ兵士。一見、粗野だが優しさを秘めたパルチザン。そして純朴な島民達。あまりにもステレオタイプな登場人物の描き方もさることながら、「音楽好きの兵隊さん」の安直さについていけなかった。その後、物語は急転するので、その対比として敢えてイタリア人兵士の陽気さを強調したというのは分かるし、史実に基づいた話らしいので、安直と言い切るのは申し訳ないとは思う。しかし、どうも嘘っぽさが気になってしまう。何より、ドイツ人が見たら気分悪いだろうなぁ。

大体、音楽を愛する人=善人、なんて単純な図式が信用できない。Nicolas Cage扮するCorelli大尉の行動は、「お前、おねえちゃんの気を引くために狙ってやってるだろう」と、つっこみどころ満載だと思う。またそれにPenélope Cruz嬢扮する島の娘さんがコロリといくところが、納得いかん。(Corelliとコロリをかけている訳じゃ無いっす

しかし、物語の終盤、終戦後の場面になってから、どっと涙の展開に。こういう演出に弱いのである。Madden監督の巧さにしてやられた。結果的には「ええ話やのぅ」ということに。

言わずもがなだが、Penélope Cruz嬢は魅力的だった。Tom君の気持ちも分かる。



世界的にはざわついているのだけど、当地の人と話していると、割に皆、傍観者的態度が目に付きます。日本以上に平和ぼけしているような感じすらしてきます。徴兵制が敷かれている国なんだけどなぁ?