IN/OUT (2001.6.17) |
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日本に出張に行った同僚が驚いていたのが、電車内で携帯電話とにらめっこしている人が多いこと。「あれはメールを読んだり書いたりしているんだ」と教えると、さらに驚いていました。こちらでも、携帯電話からの電子メール・サービスや、WAPベースのインターネット・アクセスは提供されているけれど、使っている人はほとんど見かけません。 最近のOUT電話といえば (01.6.12)こちらでは、間違い電話を間違いとなかなか認識してくれない人が多いと思う。早口のMandarinとかタミル語でべらべらと一方的に喋られ、こちらの言うことに耳を貸してくれない。 今回かかってきたのも、こちらの「間違いだよ」という指摘に、 「(さすがシンガポール人。一瞬英語に切り替えて)何言ってるの、あんた誰よ? 早く XXXに替わってよ。でね、(またもMandarinに切り替えて)べらべらべら」 あんた誰よ、って訊く時点で、間違い電話という可能性に気づいてくれ 電話のマナーということだと、バスや電車の中での通話も当たり前。それどころか、上映中の映画館とか、上演中のコンサート会場でも、話しちゃう強者も少なくない。騒音に無頓着な人が多いようで、他人の通話にも寛容なようだ。私は、寛容になれない。 "Tomb Raider" (01.6.16)最近では、演技よりも、そのエキセントリックな言動で楽しませてくれることの多いAngelina Jolie主演のアクション映画。 当地では、ファスト・フード・チェーンなどタイアップ広告が目立ち、かなり期待して見に行ったのだが、失望。あまりに稚拙な世界観についていけなかった。Angelina Jolie様は熱演しているものの、超大金持ちのお嬢様で、世界中の言語にも精通していて、考古学の知識も深く、とんでもない戦闘能力を持っているという設定は、いわば、Indiana JonesとBruce Wayne(Batman)を足して女性にしたようなもので、現実味が無さ過ぎる。Indiana Jonesは、時代設定を第二次大戦頃にし、昔懐かしハリウッド冒険活劇という体裁を取ることで、Batman(Tim Burton監督作に限る)は、アメコミ世界観の拡大再生産という手法で、非現実感を克服していたのだが、この映画ではその辺の工夫が何もないように思える。 もっとも、この作品も原作はPCゲームなので、ゲームをプレイしたことのある人には、受け入れやすい映画なのかもしれないが。因みに、映画のオフィシャル・サイトと、ゲームのオフィシャル・サイト。Angelina Jolie様が、主人公 Lara Croftに適役だったことだけは間違いなし。 この映画では、カンボジア・ロケをしているということも期待していた一因なのだが、これまた噴飯物の描写だった。なんだかなぁ。 それにしても、この数年の日本における携帯電話を使った電子メールの普及は爆発的なようで、私自身、先日、日本に行ったときには驚いてしまいました。美祢線のワンマン一両編成列車ですら、乗ってきた地元高校生が一斉に携帯を取り出して、なにやら親指で操作し始めるんだもんなぁ。あれが普通なんすか? 今時の日本は?? |