最近、バスの車内に、液晶型のTVが取り付けられています。Media Corpのデジタル・テレビ放送「TV Mobile」の受像器です。今のところ、SBSのバスのみでのサービス提供ですが、今後、電車(MRTとLRT)、タクシー、フェリーと、他の主立った公共交通機関にもサービスを広げる予定だそうです。
公共交通機関でのデジタル・テレビ受信システム実用化は世界初、と政府は得意げですが、評判は悪い。ただでさえうるさいバスの中で、その騒音に負けないような音量でTV放送を流されると、やかましいこと、この上なし。また、デジタル放送の特性なのか、画像が寸断することもしばしば。
週に一度、通勤にバスを利用していますが、車内ではもっぱらヘッドホンステレオを聴いているので、私自身はそれほど迷惑に感じていないものの、MRTへの搭載は是非とも見送ってくれ、と願う今日この頃です。
最近のIN
いや、本棚は増やさないつもりなんだって (01.3.11)
この一週間は、全方位低調週間。とりあえず、先週までに買い溜めた書籍が「アタリ」ばかりだったのが救いである。複数の本を並行して読み進めているため、全て読了した訳ではないが、仕掛かり中も含め、以下7冊。
- 緋色の研究(アーサー・コナン・ドイル、大久保康雄訳)
- シャーロック・ホームズの冒険(アーサー・コナン・ドイル、大久保康雄訳)
以上、早川書房
- 回想のシャーロック・ホームズ(アーサー・コナン・ドイル、阿部知二訳)
こちらは東京創元社。探偵小説・温故知新である。
- 翻訳夜話(村上春樹・柴田元幸)
- モンガイカンの美術館(南伸坊)
- それはまた別の話(三谷幸喜・和田誠)
- 銃・病原菌・鉄(ジャレド・ダイアモンド、倉骨彰訳)
寝不足に拍車がかかるという問題点はあるものの、刺激的な本を読みつつ、色々と上向いてくるのを待っている。
Media Corpのライバル(もっとも、どちらも政府系企業なのだが)、Singapore Press Holdings系列の放送局、Media Worksも、同様のデジタル・テレビ放送「Channel OOH!(Channel Out Of Home)」の計画を発表しています。こちらは、SBSと並ぶバス会社「TIBS」の車両に搭載予定。さらに、スーパーマーケットや銀行などにも受像器を設置する予定だそうです。
国民をTV漬けにして、何をしたいのか? シンガポール政府。
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