IN/OUT (2001.1.14)
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Chinese New Yearが近づき、町中、赤と金の派手なデコレーションが目立つようになりました。

この時期、勘弁してよ、と言いたくなるのが、中華風お正月ソング。能天気な中華メロディーと軽薄なリズムに乗せて「ごんし、ごんしー」という歌声があちらこちらでBGMとして流されています。「ごんし」は、Mandarinの新年のお祝い「恭喜発財 = Gong Xi Fa Cai」の「Gong Xi」ですね。この手のリズムとメロディーは、どうも苦手っす。


in最近のIN

単純にワクワクとは行かないけど  (01.1.14)

旅行準備の一週間。まぁ、準備と言うよりは、休暇取得のための業務前倒し進行に忙殺されたと言うべきか。

それでも、一応、真剣に準備すべき事が、マラリア対策。ウェブなどで調べていると、本来は、防蚊対策だけしっかりしておいて、万一感染したときにきちんと治療する、というのが正解のように思える。予防薬の摂取は、副作用の危険性や、耐性を持ったマラリア原虫を増やすことにつながることを考えると、決して手放しで推奨されることでは無さそうだ。しかし、短期の旅行で、帰ったらすぐに仕事に復帰、ということを考えると、やはり入院治療のリスクを減らす方を優先し、予防薬を服用することにした。シンガポールでは、町中の薬屋でマラリア予防薬を処方箋なしで買えるのが気楽だ。メフロキン製剤であるLariamを購入。今後、週一回、一錠(メフロキン 250mg)を旅行後四週間まで飲み続けることになる。日本で未認可の薬剤を服用するというのは、結構スリリングであるが、今のところ、副作用の兆候はそれほど見られないので、大丈夫だろう。

たかだか10日間の旅行とはいえ、それなりに準備は面倒くさいし、今のうちから既に、現地に行ったら行ったで、予定通りにいかず困惑する局面に遭遇するのだろうな、という予感もある。旅行の本質は、自分を疲弊させるものを受容していくようになるプロセスである。というようなことを、村上春樹氏が「辺境・近境」に書いているが、私も同感である。そしてまた、私は、基本的には疲れることは嫌なんである。それでも、たまには、わざわざ普段とは違う種類の疲弊を求めに遠くまで行きたくなるのだから、不思議なものだ。



旅行にPCは持っていかないことにしました。AT&Tのアクセスポイントを使えば、旅行先からも問題なくメールの使用やウェブのメンテが可能だけど、それをしてしまうと、結局、日常生活をバケーションに持ち込んでしまうことになる。せっかく、数年ぶりの、仕事も個人的しがらみもない、完全なバケーション・一人旅、なので、極力、日常生活とは隔絶した環境に身を置くことを選択した次第。同様の理由で、ウォークマン関係も却下。その代わり、文庫本は何冊か用意。

という訳で、1月18日の深夜から28日まで不在、インターネットへの接続無しの、Unpluggedな10日間になります。