IN/OUT (2000.11.19)
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インド人というと、カレーばかり食べているという先入観を持っていました。この手の、他民族に対する思い込みというのは、現実を知ってみると、時代遅れだったり、的外れだったりすることが多いのだけど、実際に、インド系住民も多いこの国で暮らしてみると、この先入観だけは、強まる一方です。


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Our Village  (00.11.13)
Boat Quayにある北インド料理の店。

元々、北インド料理は、南インド料理に比べると辛くないのだが、この店は、観光客や近くの高層オフィスビルで働く欧米人が客層の多くを占める所に立地しているだけに、さらに欧風化が進んだ、誰にでも食べやすそうな味付けの料理が多い。ビルの5階、川に面したオープンエアのテーブルに座ると、雰囲気も良く、インド料理初心者や中華に飽きた観光客に、安心して勧められる店だ。この系統で言えば、私はまだ試していないが、Raffles Hotelの、ビュッフェ・スタイルのカレーも人気を集めているらしい。

こちらに来てから、インド料理というと、もっぱら、インド人街の容赦無く辛いカレー屋に行ってばかりだったので、私にはこのようなマイルドな味付けのインド料理は新鮮だった。ってゆーか、いきなり玄人さん向きのところに行ってしまっていたようで、順序が逆だったか。


夜更けにお風呂掃除を始める人もいるらしいが  (00.11.18)
Netscape 6をインストールしたのだが、先に英語版を入れてしまい、後から日本語版を上書きしようとしたところ、どうも動作が安定しなくなってしまった。それなら、と、以前から懸案だった、OSからのクリーン・インストールを行うことにした。本当は、事前準備を入念に行った後、気力・体力とも充実した時に実施しようと機をうかがっていたのだが、なぜか疲れのたまった週末の夜中に開始してしまう。肉体的なものより、精神的な疲労がたまったときというのは、なかなか寝付く気にならず、ついついこういうことを始めてしまいがちなものだ。

二機搭載したハードディスクの一方と、LANでつないだノートPCに二重でデータ類をバックアップした後、ハードディスクのフォーマットから始め、Windows 2000及びService Pack 1の導入、Netscape 6のダウンロード、各種アプリケーションのインストールと、一通り済ませるも、Netscapeのテーマを設定し直そうとしたところでエラーが発生。さらに最初から仕切り直し。結局、夜明けまで。

Netscape 6(テーマはOrbit適用)は、まだ安定しないところが見受けられるし、相変わらずJAVAに弱いような気がするが、動作自体は非常に軽快である。

最初にインストールしたときに比べ、Windows 2000対応のドライバ類が充実したこともあり、再インストールの首尾は上々だ。あるいは、PCを使って何かすることよりも、インストールという作業自体の方が好きなのかもしれない。


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"Chicken Run"  (00.11.19)
「ウォレスとグルミット」でおなじみ、Nick Parkが、Dreamworksと組んで製作した粘土アニメ。チケット売り場では、
「子供用のカートゥーンだけど、本当にいいのか?」
と訊かれてしまった。"Chicken Rice War"というシンガポール映画も同時期に公開しているため、確認されたのだとは思うが、ちと腹が立つやらこっ恥ずかしいやら。
「こちとら、"Wallace & Gromit"は、DVD三巻揃えてるんでぃ」と胸の中で毒づく。映画館のチケット窓口とか本屋の店員というのは、ポーカーフェースに徹してもらいたいものである。まあ、館内も家族連ればかりな訳で、一人、日本から来たおっきいお友達状態であった。

映画自体はとても良くできているし、粘土アニメとは思えない自然な動きだ。が、贅沢言わせてもらうと、あまりにも良く出来過ぎという感じ。こんなにスムースに動くのなら、手間暇かかる粘土細工じゃなくて、フルCGで作っても良いじゃないか、と思えてしまう。「ウォレスとグルミット」の手作り感が無くなった上に、いかにもハリウッドのファミリー映画的なストーリーやキャラクター設定のため、商業的には正しい進化だとは思うが、個人的には期待はずれだった。



職場近くのCoffee Shop(屋台風の飲食店が集合しているところ)でも、インド系住民はインドカレーの店にだけ並んでいます。中華系住民なんかだと、中華料理だけでなく、マレー料理や日本料理の店にも並んだりするのに、インド系の人達はカレー屋オンリー。見た目も濃ゆい彼らが集まっているので、その一角だけ、他民族には近寄りがたい雰囲気になっています。一度、突入を敢行したけれど、英語メニューなんて軟弱なものが無いストロング・スタイルの店では、何を頼めば良いのかさっぱり分からず、大苦戦でした。値段も高めにふっかけられたようだし。