IN/OUT (2000.10.1)
. .
次のIn/Out
前のIn/Out
In/Out一覧
Top page of JK-ism
メールはこちらへ

最近になって、街頭でコカ・コーラの自動販売機を見かけるようになりました。もちろん、日本ほどあちこちにあるという訳ではありませんが、海外では珍しいのではないでしょうか。街頭自動販売機の普及には、治安の問題が大きく影響すると思いますが、そういう意味では、シンガポールなら、これからさらに設置台数が増えていくのかもしれません。

ただ、今のところ、自動販売機でジュースを買っている人はほとんど見かけません。一般には、Coffee Shop(喫茶店じゃなくて、団地の一階に入居しているような屋台の軽食屋のことをこう呼ぶ)で、ビニール袋入りの飲み物を買う方が、まだまだ手軽で人気があるのかもしれません。


in最近のIN

"The Cell"  (00.10.1)
Jennifer Lopez主演の、スリラー映画。相手の脳内の疑似現実世界に入り込んで治療を施す、という研究をしている心理学者が、捜査協力のため、異常殺人鬼の意識の中に入っていくというお話。

「羊たちの沈黙」的世界とヴァーチャル・リアリティ的設定という、流行ものを組み合わせた物語な訳だが、被害者救出という「羊」側には、あまり重きが置かれておらず、もっぱら、殺人鬼の心の中に展開される、グロテスクな悪夢的イメージの視覚化に力が入れられている。過去の映画や絵画からの引用が多く、それほど斬新さは無いのだが、なかなか凝った映像ではある。

因みに、劇中のTVに、フランス・チェコ合作の傑作SFアニメーション"La Planete Sauvage(The Fantastic Planet)"が映っているシーンがあり、この事だけで、スタッフに対する好感度が大幅アップしてしまった。1973年製作のこのアニメには、色々と思い入れがあるのだ。

閑話休題。そもそも、Jennifer Lopez嬢が学者、というキャスティング自体に無理があると思うのだが、製作者陣の真の目的は、「幻想的な背景で、Jennifer Lopezに色々な扮装をさせて、お客さんに楽しんでいただこう」ということなのだろう。なお、衣装には石岡瑛子氏の名前もクレジットされている。

いかにも上昇志向が強そうなJennifer Lopez嬢だが、悲しいかな、私には、どうしても「安さ」が感じられてしまう。ただ、その辺の微妙な雰囲気が、ややキワモノ的なこの映画にはピッタリだったと思う。



out最近のOut

"Laura Fygi - Latin Touch Concert"  (00.10.1)
オランダ出身の女性ヴォーカリスト、Laura Fygiのコンサートを観に、World Trade Centre Harbour Pavilionへ行ってきた。

最近のアルバムでラテンを取り上げているようだが、元々はジャズ系のヴォーカリスト(デビューはアイドル系ディスコ・ミュージック・グループの一員として、だったようだが)で、本来の私の守備範囲からは外れるミュージシャンなのだが、当地では滅多にない「大物外タレ」のコンサートなので、行ってみた次第。

  • CDジャケットで見るよりも、実物は遙かに美人。
  • 深みがあり、少しハスキーな、魅力的な声。声量もある。
  • 過剰なセクシーさの押し売りではなく、要所要所で官能的な振り付けを魅せる、余裕のダンス。
  • バックバンド(ピアノ、ベース、ドラムス、パーカッション、セミ・アコースティックギター、トランペット)も、そつない演奏。
  • いかにも「大人のエンターテインメント」という感じの、やや芝居がかったMC。バンドメンバーとの予定調和的絡み。表情たっぷりの歌い上げ。

ということで、よく練られた、良質のエンターテインメントだったと思う。席も、前から6列目のほぼ中央。Laura嬢の美貌を至近距離で堪能できる良いポジションだった。

しかし、何か、キックが足りない。不完全燃焼のまま終わったという感じだ。こういう雰囲気のコンサートを堪能して、お洒落さんになった気分を味わおうと目論んでいたのだが...。彼女の音楽は、私にはBGM以上の物にはなり得ないようだ。


"Autumn in New York"  (00.9.30)
Richard GereとWinona Ryder主演のメロドラマ。実はこの日、"The Cell"のチケットを買ったのだけど、劇場の入り口を間違えて入ってしまったのだ。上映が始まって気づいたけれど、ここですぐ出るのも恥ずかしいので、そのまま見続けてしまった。ま、入場料は8ドルだから。

いやぁ、すごかった。Richard Gere扮する、高級レストラン経営者として有名かつ金持ち & お洒落な48歳独身、と、Winona Ryder扮する23歳の女性が恋に落ちるが、彼女は難病のため余命幾ばくもない運命だったのだ! って、もう、あまりにも臭い設定。しかもこの病気が、あと一年も持たないと宣告された病状なのに、「ここ一番」で発作を起こす以外は、全く普通の日常生活を送れるという、実に都合の良いもの。もっと早く本気で治療しろよ、などと突っ込んでいたらキリが無い、別次元としか思えない世界のお話だった。

秋から冬にかけてのニューヨークの風景を(コマーシャル・フィルムのように)美しく捉えたカメラと、美男美女(個人的にはRichard Gereの顔は好きじゃないが)の悲恋ストーリー。難病ものの鉄則を守った(意外性の無い)脚本。こういうのは、何年かに一本、必ず製作される伝統芸能のような映画だから、目くじら立てることも無いんだろうけど、ロマンチックを装った安直企画だよなぁ。8ドルとはいえ、もったいなかった。

脱力ついでに、予告編が上映されていた"Charlie's Angels"。ワイヤーアクションを採り入れたような画面になっていたが、主演三人の動きの切れの悪さと言ったら、もう...。あるいは、'70年代アメリカンTVドラマ世界を再現するための、狙ったチープさ、なのかもしれない。個人的には、こっちは脱力しつつもOKっす。



近所の駅前には、なんとEpsonのインクジェットプリンタ用カートリッジの自動販売機まで設置されました。周囲には団地しかない駅なのに、一体、需要があるのか、不思議です。

まぁ、これは、広告という意味合いが大きいのでしょう。コカ・コーラの自動販売機も、今のところは、売上より広告効果を期待して、急に設置されるようになったのかも、と愚考する今日この頃です。