IN/OUT (2000.8.20)
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年中、休日はTシャツと短パンというワンパターンの服装のため、めっきり洋服を買いに行くことが減ったのですが、さすがに仕事に着ていく服(シンガポールの場合、虚礼よりも効率重視の政府の姿勢を示すべく、要人自ら、上着を着ずに公式の場に臨んでいる。そのため、ワイシャツ & ネクタイ without 上着、がビジネス上の正装として認められており、生真面目に上着も着ている人は、たいてい堅い会社に勤めている日本人駐在員。私は、郷に従ってノー上着派)は、たまには購入しなくてはならず、久しぶりに洋服屋に行きました。と、この気候なのに、店員は
「こちらの秋冬物、ご覧になりますか?」
デパートでは、一応、秋冬物も並んでいるのです。観光客以外、買う人がいるのかなぁ?


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"X-MEN"  (00.8.19)
米国の長寿人気コミック映画化作品。コミックそのものは未読だが、アニメ化された作品はTVで見たことがある。近未来、特殊能力を持ったミュータント達が誕生。彼らは、既存人類との共存を目指す善玉と、ミュータントによる統一を指向する悪玉に分かれ、抗争を繰り返す。という物語で、古典的SFにお馴染みの設定である。また、善玉ミュータントといえども、一般民衆から迫害される描写など、現代のマイノリティ問題をも意識した作品、と言うこともできるだろう。しかし、絵柄がいかにもアメコミらしい私の苦手なタイプである上、ミュータントの持つ特殊能力というのが、「自在に嵐を操る」「目からレーザー光線を発射する」「何にでも変身できる」「50mも伸びる舌を武器にする」等々、あまりにも馬鹿馬鹿しいお子さま向け設定のため、興味をそそる作品ではなく、映画の方も期待せずに観に行った。

が、意外や意外。実にそつなくまとまった映画だった。ストーリーに取り立てて工夫がある訳じゃ無いし、Tim Burtonが監督したBatmanのようなこだわりを感じることもないんだけど、壮大かつ荒唐無稽な世界観を手際よく見せる話の進め方は大したものだと思う。流行のワイヤーアクションも採り入れた格闘シーンも悪くない。あまりにそつなさ過ぎるような気がするぐらいだが、今後、何本も続編が作られることが明白なのだから、第一作目としては、この程度のあっさり感でちょうどなのかもしれない。

さらに、ミュータント中一番人気だと思われるStorm姉さんの色っぽさなど、コミック版の雰囲気をきちんと踏まえつつ、それなりに現実味のある造形に持っていった、配役及び衣装も、巧いものだと感心した。



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悪いのはどっちだ  (00.8.20)
些細なことで目くじらを立てるようではあるが、当地の英語番組で放送されていた、東京の若者向けカフェの取材。インタビュアーの英語での質問に、日本人オーナーが日本語で回答し、その内容が英語字幕で表示されていたのだが、どうにも気になってしまった。

まずは、オーナー氏の
内装は、シュールレアリズムを意識して云々
という話の"シュールレアリズム"が、単に
Realistic
と訳されていた。これじゃ、意味が違うでしょ、と思いつつ見ていたら、今度は、

デビット・ボウイが出ている映画が印象にあって
というところで出てきた字幕が
Debit Boy Movie

もちろん、これは、日本人が使うカタカナ言葉をきちんと理解できるスタッフを用意していないTV局が悪いのだけど、なまじカタカナで覚えた外国語って、その発音じゃ日本人以外には全く通じないことが多い証明でもある。外国人と会話するとき、固有名詞って、意外にくせ者なのだ。



などと思っていたら、近所のショッピング・モールに「Winter World」という冬物衣料の店ができていました。かなり広い店内には、セーターやコート、ダウンジャケットなどがずらり。で、店の奥の方には、旅行鞄がずらっと並んでいる。なるほど、旅行グッズと「込み」で売るのは、賢いかも。