第二次大戦中、日本はシンガポールを占領し、中華系住民の虐殺を行った過去があります。City Hall駅前には、日本軍占領時代の犠牲者を弔う巨大な慰霊碑が建っています。
そのため、お年寄りの中には、日本人に対して激しい嫌悪感をあらわにする人もいるのですが、占領期間が短かったためか、戦後の「日本を見習って先進国の仲間入り!」というキャンペーンのおかげか、いまでは日本人に憎悪を燃やすシンガポール人は少数派のようです。
今日乗ったタクシーの運転手も、日本企業に長年勤めた後、タクシー運転手に転職したということで、道々、色々と話しかけられました。彼が従事していた電子機器業界について、妙に詳しい知識を持っていて、相づち打つのもしどろもどろ。なまじ親日派というのも疲れる、っつーのは贅沢ですかね。