IN/OUT (2000.4.2)
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4月1日から通信の全面自由化が実施され、多数の業者の参入が開始されました。市内通話から携帯電話、インターネット接続サービスまで総合サービスを提供する「Star Hub」など、街頭に設けられた申し込みカウンターに長蛇の列ができていて、SingTelとの価格競争が期待されるところです。


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新環境移行。その三  (00.4.1)
新PCに取り付けたCD-R/RWドライブ。Windows 2000に対応していないということで、単なるCD-ROMドライブとして使っていたのだが、ぼちぼち、Windows 2000対応の書き込みソフトが出回ってきたらしいと聞き、Adaptecの「Easy CD-Creator」なるソフトを買ってきた。

データのバックアップは、LANでつないだノートPCを使っているし、他人とのデータ交換の必要性も無いので、特にCD-Rが使えないと困る、ということも無いのだが、やはり、きわめて汎用性の高い音楽CDやCD-ROMを作成できるというのは便利そうだし、おもしろそうだ。

しかし、これが動いてくれない。書き込みが90%以上進行したところで、「ASPI Failure」なるエラーが出てしまう。RC3の時には動かなかったAdaptec純正のSCSIボードに交換したので、ハード的な問題は無いはず。ASPIマネージャーはEasy CD-Creatorをインストールすれば自動的に組み込まれるので気にしなくて良いと思っていたのだが。こうなると、素人には手が負えない。もうしばらく待って、新しいソフトで試してみようと思う。しかしながら、CD-Rの書き込みを試すには、生のCD-Rメディアが必要だし、それが失敗に終わると、そのメディアはもう使えない訳で、かなりの無駄遣いをしてしまった

さらに問題なのは、このソフトをインストールして以来、音楽CDからのデータ吸い出しにかかる時間が、数倍に延びてしまったこと。やはり、何かが書き換えられ、それが、うまく動作していないのだろう。結構、困っている。


「幼年期の終り」  (00.4.2)
Arthur C. Clarke氏の最高傑作との呼び声の高いSFの古典をようやく読んだ。このところ、SFづいている読書傾向からして、この作品に行き着くのは当然のことなのだが、ちょっと複雑な読後感となってしまった。

「2001年 宇宙の旅」に共通するところがあるテーマは面白いし、あらすじを改めて思い出してみると、とてもよく練れたストーリーだと思う。人に訊かれたら、「ものすごく面白い必読の本」と答えるだろう。ただ、どこか語り口がしっくりこない。Clarke氏の原文をあたったことが無いので、元々の文章のせいなのか、福島正実氏の訳のせいなのか、分からない。あるいは、物語の壮大さと、叙情的というか感傷的な叙述とのバランスが、個人的に居心地悪く感じられるのかもしれない。



4月1日には、新聞「Straits Times」に、大まじめな調子の嘘記事が掲載されていて、朝日新聞あたりはそれを真に受けて日本で報道してしまったそうですね。情報統制の厳しいシンガポールでは、すべての新聞が一つの政府系新聞社から発行されているのですが、英語紙の「Straits Times」は最大発行部数を誇る、いわゆる「クオリティ・ペーパー」にあたります。朝日がだまされたのもしかたないか。この辺は、英国植民地時代の名残でしょうか。