IN/OUT (2000.3.18)
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ということで、先週は日本に行っていました。一週間更新を飛ばした間には、出張先の香港で、OUT気味の有名中華料理店に行ったりもしたのですが、なんだか、遠い昔の事のようで、書く気が無くなってしまいました。竹園海鮮飯店にとってはラッキーか。


in最近のIN

日本と言えばお買い物  (00.3.10)
今回は、買い物に割ける時間が少なかったので、あまり大量の買い物という訳にもいかなかったが、とりあえず、
  • 神の子供たちはみな踊る (村上春樹
  • マイノリティ・レポート(Philip K. Dick
  • 絶対安全剃刀(高野文子
  • B型平次捕物帖(いしいひさいち
  • ノンキャリアウーマン、3冊(いしいひさいち
  • パタリロ! 文庫版、2冊(魔夜峰央
  • アンダルシアの犬(DVD
  • サボテン・ブラザース(DVD
  • ファーゴ(DVD
  • Windows 2000 Professional版
  • Office 2000 Professional版
  • PC用広辞苑
  • PC用研究社英和・和英辞典
  • DVD再生用ソフト
  • Photoshop Limited Edition
  • 股旅(奥田民生
  • ユニコーンベスト盤
を購入。翌日の行列に備えて漫画本を多く揃えた。奥田民生関連のCDはジァンジァン後に急遽追加。PC用ソフトは箱からCD-ROMを取り出してしまえば、かなり容量を小さくできるが、それでも重い。


さらば、ジァンジァン  (00.3.11)
ジァンジァンでの矢野顕子さんの公演を観てきた。

渋谷、公園通りの一等地。ここで30年間、商業主義とは無縁に良質のパフォーマンスを提供し続けてきた小劇場、それがジァンジァンである。

キャパシティは、椅子席が多分130ぐらい。立ち見客を押し込んでも200人でぎゅうぎゅう詰め、という感じだ。今回の矢野さんの公演チケットは3,000円。このキャパでこの料金、どう考えても採算的には厳しいに違いない。それなのに、矢野さんをはじめ、イッセー尾形氏、清水ミチコ氏、おすぎ氏、永六輔氏、美輪明宏氏、カンダアキコ氏、高橋竹山氏、故淡谷のり子氏、などなど多くのビッグネームが定期的な公演を続けてきたのは、スタッフの志の高さと、それに呼応したパフォーマーの心意気のおかげだろう。

矢野さんはジァンジァンでのご自分の公演について
「ここでは、本当に好き勝手やらしてもらっています」
「ここは、自分の居間の延長」
などと発言されているが、確かに、他の場所でのコンサートとはひと味もふた味も違う、リラックスした楽しそうな演奏を披露してくれる。会場の狭さも手伝い、場内は独特の親密さ溢れる空間となる。さらに、
「家に招いたお友達と食事をしているうちに興が乗って、一緒に歌い始める。そんな雰囲気で共演できる人をお呼びしたい」
という基準で選ばれたシークレット・ゲストも、ジァンジァン公演の大きなお楽しみだ。

私は、1985年、山下達郎氏と坂本龍一氏がゲストで登場した公演を観て以来、何度も足を運んでいるが、演奏自体にも、会場で知り合った人達にも、沢山の思い出がある。しかし、この4月いっぱいで、ついにジァンジァンはその歴史に幕を閉じることになった。矢野顕子さんの最終公演、観ないわけにはいかない。

チケットは、東京の友人に発売日早朝から並んで取ってもらったのだが、座席指定などは無く、当日並んだ順の入場となる。この会場では、いままでいつも立ち見の辛い体勢で聴いていたので、最後のチャンス、良い席をゲットするため朝5時半頃から並び始めた。本当はもっと遅くからでも大丈夫だと思っていたのだが、前日会った友人達から、色々と脅かされたのだ。結果的に、5番目の入場となり、最前列、矢野さん正面の椅子席をゲットできたのだからOKではあるが、前々日は深夜便のエコノミー席で寝不足。前日は友達と飲みに行って、当日5時起き。万全と言えない体調の熱帯者には東京の寒さが身に染み、ユンケルをがぶ飲みしながら、かろうじて生きながらえた、という感じの13時間の座り込みだった。一緒に並んでいた友人・知人達にも心配をかけたようで申し訳ない。

肝腎のコンサートの中身は、やのコレの方に書くが、とにかく素晴らしかった。シンガポールから半日かけてやってきて、13時間行列しても、そんな苦労などプランクトンのように思われる凄さだった。とにかく一曲目から、飛ばしまくりの演奏。ピアノはあくまで切れ味鋭く、コンサートの連戦でやや疲れ気味かと思われた喉の具合も気合いで押し切り、狭い会場にはリズムを取る矢野さんの左足の音も響き渡る。途中、ゲストで登場した奥田民生氏とのコンビネーションも絶妙で、もう大変だったんである。

翌朝、ホテルをチェックアウトし、誰もいないジァンジァン入り口の階段を見下ろす。もう、あの空間を二度と体験することはできない、と思うと、過去の思い出が走馬燈のように頭をよぎる。失われていくもののはかなさを想いながら「ニットキャップマン」を口ずさむと、不覚にも涙が溢れてきた。大荷物を抱え、小雨の渋谷を泣きながら歩くおセンチ野郎になってしまった。他人からは危なく見えたに違いない。


新環境移行  (00.3.18)
Gatewayの新マシンに、Windows 2000製品版を導入した。RC2では、640 X 480の解像度でしか表示できなかったのが、無事、1024 X 768、True Color表示が可能になった。これで、完全に新マシンをメインの環境として利用できる。

日本で買ってきたOfficeや辞書関連のソフトを入れ、メーラーやエディターなど、オンラインで出回っているソフトの最新版をダウンロードし、ThinkPadとFivaからデータやポストペットを持ってきて、ほぼ作業完了。ハード的にも、ソフト的にも、個人的には史上最高に強まった布陣となった。

未解決の問題点としては、

  • 起動時点では、640 X 480 256色の画面になってしまう。高解像度への変更は問題無いのだが、それがデフォルトとしては記憶されない。
  • DVDを再生しようとすると、画面が640 X 480 256色に切り替わってしまい、再生不可能メッセージが表示される。
  • サウンドカードのデジタル入力が機能していない。
まぁ、実用上、致命的な問題、という訳じゃないから、全然OKではある。あと、MSのNarural Keyboardは、打ちやすくて良いのだが、いかんせん、でかい。机には、引き出し状のキーボード置き台が付いているのだが、そこに収まりきらない。かといって、机の上に置くと、キーボードの厚みもあり、やや高すぎるポジションになってしまう。

などと、問題もいくつかあるのだが、最大の問題は、ちょっと使っただけで早くも
「結構、処理に時間かかる場合があるじゃん」
「これでもまだ画面は狭いよなぁ」
と思ってしまうところである。



out最近のOut

暑い国から帰ってきた失敗  (00.3.11)
二泊だけとはいえ、冬物の着替えを持っていくとかなりの大荷物になるのが、この時期の訪日の問題点だ。機内持ち込みギリギリのでかい布鞄を持っていったのだが、帰りに荷物が増えることを考慮して、大袈裟でもスーツケースを持っていった方が正解だったかもしれない。

思ったほど、花粉症の症状がひどくならなかったのは幸いだったが、いずれにしても、体力の維持・向上に努めないと、今後、ライブハウスに行列するのがさらに辛くなりそうだ。って、また機会があれば並ぶつもりか? > 俺

このコンテンツ、駄洒落のタイトルを思いついたから急遽追加した、なんて邪推はしないように。



年寄りの冷や水的週末の過ごし方をしたせいで、今週は仕事能率大幅ダウン。いかんですな。来客があって、中華料理屋でウツボのスープとか、いかにもスタミナ食みたいなのも食べたんだけど、そういうのよりは、レアの肉塊、の方がよっぽど体力回復に効果的だ、と実感する今日この頃です。