発注から一週間でGatewayの新マシンが到着した。当地のGatewayは、マレーシアに拠点があり、組み立てやユーザーサポートなどはそこで行っているらしい。ということで、新マシンは、マレーシアからDHLでやってきた。
さっそく結線し、立ち上げてみるが、いきなりキーボードが駄目。反応しないキーが半分ぐらいある。サウンドボードも、外部出力が機能していないようだ。うーん、どういう検査してんだ?
なんやかんやで、不調のハードウェアを交換し、さらにSim Lim Squareで、ハードディスク、SCSIボード、CD-R/RWを調達し、増設を行う。購入直後、いきなりの増設だが、どうも、まずはケースを開けて手を加えてからじゃないと、自分のマシン、という気がしないのだ。
しかし、困ったことに、SCSIが機能しない。調べてみると、サウンドカードとIRQがコンフリクトしているのだが、昔の機械みたいに各増設ボードのIRQをディップスイッチで切り替えるわけにはいかない。カードを抜いては再起動、また挿しては再起動、を繰り返す。そのうち、起動の途中にカードが抜けてしまい、マシンがハングアップ。二度と、Windowsが立ち上がらなくなってしまった....。どうやら、ハードディスク上のファイルに致命的なエラーを引き起こしてしまったらしい。
本当は、プリインストールされているWindows 98(英語版)上で、すべてのハードウェアの動作を確認してから日本語OSの導入をする予定だったのだが、急遽予定を変更し、雑誌付録の日本語版Windows 2000 RC2をインストールすることにした。こいつならCD-ROMブートが可能だ。一旦、ハードディスクをフォーマットして、完全なクリーンインストールを実行した。
やってみると、実に簡単。途中、エラーが出るようなこともなく、インストールは終了。しかし、SCSIボードは対応するドライバが無く、動作してくれない。せっかく、デファクトスタンダードなら安心と思って買った、高いAdaptec製カードなのに....。試しに、CD-R/RWを買ったときに、おまけで付けてくれた無印SCSIカードで試してみると、今までの苦労が嘘のように、あっさりと接続OKになる。Adaptec SCSIカードを買った後だったので、おまけを断ろうかと思ったのを、しらばっくれてもらっておいて正解だった。っていうか、高物買いの銭失い、という感じである。
一番心配していたADSLへの接続には問題なく、さっそくメールソフトとエディタとFTPソフトをダウンロードし、使い始めてみた。まだ未解決の問題のうち、最大のものは、ビデオカードのドライバが無く、640x480 16色、というなんとも情けない画面で使っているということだ。GatewayからはWindows 2000対応のドライバがリリースされる予定は無く、ビデオチップメーカーのサイトからベータ版を落としてきたのだが、これでは動作してくれない。モニターがデジタル方式の液晶ディスプレイなので、ビデオカードを交換しようにも、中々対応製品が見つからない。日本語版Windows 98を導入すれば解決する話なのだが、それも悔しい。
ということで、この週末は睡眠時間も食事時間も削って、新PCにかかりきりであった。高い金を払って、苦労を背負い込んでいるような気もするが、結構、楽しんでいるのである。