IN/OUT (2000.2.27)
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1999年は、一ヶ月だけとはいえ米国に住んでいたので、向こうの税務当局から所得税の確定申告の用紙が送られてきました。細かいところは会社が契約しているエージェントが代行してくれるのだけど、わずかとはいえ、利子所得の証明を自分で銀行からもらったりしなければならず、それなりに面倒なものです。


in最近のIN

Sim Lim Square通い  (00.2.27)
Gatewayに新マシンを発注したのを機に、PC関連の店が集中しているFunan CentreとSim Lim Squareに何度か足を運んだ。やはり、増設やり放題のマシンが間もなく届くとなると、ノートPCだけを使っていた今までと比べて、こうしたショップを巡る面白さは倍増する。

どこか上品なFunanよりも、より秋葉原的に怪しいSim Limの方が、楽しさは上だ。本家秋葉原ほど、パラノイア的に最新製品が並ぶ、ということは無いが、パーツ類はかなり充実している。SCSIカードとCD-R/RWを買おうか、とか、PCカード用スロットを増設すると便利そうだとか、ハードディスクも一台増やしちゃおうか、とか、購入欲はふつふつと湧いてくるが、現状のPC使用状況を考えれば、購入直後は色々遊んでも、すぐに宝の持ち腐れになるのは明白である。っていうか、本体が届く前に、そんなに仕入れてどうする? と、理性を働かせる。

...が、やはり何か買わないと気が済まないので、とりあえずMicrosoftのIntelliMouse Explorerを購入し、ThinkPadで試用してみた。このマウスは、光学式でありながら、専用のマウスパッドが要らず気軽に使える。ボールを使うマウスと違い、ゴミが溜まって動作に支障が出ることがないというのが大きな売りである。

使ってみると、確かに良くできている。マウスの移動が、ボール → 回転読みとり軸、と物理的に伝わって移動方向と距離が検出される普通のタイプだと、マウスを動かしてからカーソルが動くまでに、微妙なずれというか遊びのようなものがあるのだが、そうしたものが全く感じられない。逆に、レスポンスがきっちりし過ぎて違和感があるぐらいだ。こういう製品を、周辺機器専業メーカーじゃなく、Microsoftが開発しちゃうというのだから、やはり、なんのかんの言われても、大した会社である。ただし、米国人の掌に合わせたのか、サイズ、特に厚みがすごくて、持ちづらいのが玉にきず。日本で販売されているのも、このサイズなのだろうか?

その他、電源ケーブルを買ったりして、受け入れ態勢は着々と整いつつある。新しいマシンというのは、ワクワクするものだ。


ベタベタしないのがよろしい  (00.2.27)
いつものフットマッサージ(Foot-Reflexology)屋に、新しい設備が導入された。肩&背中マッサージ時に腰掛ける、専用の椅子である。

顔をのせる台や、腕、足をのせる部分が付いていて、バランス・チェアを思いっきり拡張したような外観である。今までは、普通のスツールに腰掛けて、上半身裸になり、ニベアクリームを塗りたくられながらのマッサージだったのが、この設備の導入に伴い、Tシャツを着たままで、ニベアを使うのは首筋だけ、と大幅な改善が図られた。実際、ニベアのベタベタ攻撃には随分と閉口していたのである。しかも、専用椅子のためにこちらの体勢が一定するせいか、マッサージ自体の力の入れ具合が、ずいぶん良くなったような気がする。

やはり、新しいマシン? というのは良いものだ。



moving帰ってきた「今週のお引越し」

銀行口座解約  (00.2.21)
米国に残してあった銀行口座をようやく解約した。引っ越し後も、しばらくは小切手での支払いが必要な請求書が届くため、米国を離れると同時に解約、という訳にはいかなかったのである。金利が良いので、ほっておけば毎月ちょっとした小遣い程度の利子が溜まっていくのだが、税金の問題とかややこしくなるので、ちょうど一年経ち、支払い関係も全て完了したのを確認し、解約と相成った。

最初は、シンガポールに小切手を送ってもらおうと思ったのだが、銀行からの返事は、海外からの米ドル小切手の郵送は通関上問題になりそうなので、Wire Transferにできないか、というものだった。しかし、こちらの銀行に確認すると、米ドル口座を開設しない限り、米ドルの送金は受けられない、と言う。シンガポールで使っている銀行は日本で言えば郵貯に相当する特殊なところ(最近、完全民営化されたはずだが)なので、融通が利かないのかもしれない。日本の銀行に訊いてみると、こちらは、日本円の口座でも、米ドルの送金を換算して入金できると言う。そこで、米国の銀行に、口座を解約し、残金を全て日本の銀行に送金するように依頼した。

結果、米国の銀行には珍しく、迅速かつ正確な処理をしてもらえたのだが、やり取りは全てファックス。日本の銀行に相談の電話をしたときには
「依頼用紙に記入する際のSWIFT CODEは、云々かんぬん....」
などと説明をもらったのだが、そんな特別な用紙なんて何もない。ただのメモ書きのやり取りだけである。

処理は正確だが煩雑な手続きと高い手数料を取られる日本の銀行と、手続きは簡便だが行員の質が低くよく間違いを起こす米国の銀行とでは、私は迷わず後者の方が好きだ。間違いが無いかきちんとチェックし、事あらば、すぐに対処する習慣を、客の方が身につければ良いだけの話しなのだ。



日本だと、源泉徴収でのほほんとしていられる給与所得者も、米国では全員、個人で確定申告する必要があります。面倒ではあるけれど、必然的に税金に対する意識が高まるわけで、米国民の政治への関心の高さの理由の一つになっているのかもしれません。