暑いところと寒いところだと、暑いところの方が苦手です。汗がきらい、とか、なんか埃っぽいのがいや、という事と同じくらい、昆虫が苦手、というのが大きな理由です。あいつら、脊椎動物系統とは根本的に違うグロテスクな形態を持っているし、何を考えているんだか分からんし、文字通り、虫が好かん、のです。というか、怖い。それが、暑い地域だと、やたらと数が多いし、体つきもでかい。
幸い、シンガポールの町中では、ほとんど昆虫を見かけずに済んでいます。ハエはさすがに多少いるけど、蚊に刺されたことすらありません。驚いたのは、以前出かけたNight Safariでも、蚊に刺されなかったこと。夜の森の中を観光したというのに、蚊がいない。
どうも、Pest Controlと称して、しょっちゅう、大々的に殺虫剤を撒いているらしい。何でもかんでもコントロールしないと気が済まない、シンガポール政府の面目躍如といったところです。
- やっぱり散財は楽しい (99.3.28)
- 家庭用品やら何やらを購入するため、Raffles CityからLittle India、Bugis Junctionをぐるっと歩き回った。
Little IndiaにあるSim Lim Squareでオーディオ機器を選び、インド人の布地屋で(オーナーが揃えてくれた安っぽい)ソファを覆うための布を探し、Bugis Junctionにある西友とパルコで細々した家庭用品を、という思惑だったのだが、なかなか選びきれず、予定した物はあまり揃わなかった。基本的な家具や電化製品はオーナーの所有物なので変更できないし、どうせ数年後には、また異動で処分せざるを得ない(電圧が違うというのは痛い)ので、あまり大きな物、高価な物を買うのは無駄になってしまう。と意識すると、なかなか、候補を絞りきれないのだ。
が、改めて購入した物を眺めてみると、絵をひとつ壁に掛けるためだけにハンドドリルを買ってみたり、ソファ覆い用にとりあえずカーテン用の生地を買ってみたけどいまいち部屋にしっくりこず早くも買い換えを検討するなど、やはり(小市民的に)散財している。まぁ、「新しいアパートでの生活を立ち上げる」という大義名分もあることだし、当分は休みの度に散財ツアーを楽しんでしまいそうだ。
- 所変われば居酒屋も (99.3.28)
- 新しいアパートの近くには、「養老乃瀧」がある。あの居酒屋チェーンである。
店員は全員ローカルの人だが、「いらっしゃいませ」とか「ありがとうございました」は日本語で叫んでくれる。メニューも日本の居酒屋メニューとほぼ同じ。
客層は近所に住んでいるローカルの人達がほとんどなのだが、彼らにとっては、ここは居酒屋ではなく日本食屋のようである。周囲が繁華街ではなく住宅街というせいもあるのだろう、ビールを飲んでいる人はほとんどいない。一人で店に入って、いきなりビールを頼むと周囲から思いっきり浮いてしまう。
料理を頼むと、必ず「ご飯は?」と尋ねられてしまうのにも戸惑ってしまう。まずはつまみを食べながら酒を飲んで、最後にご飯物、という流れは、ここでは一般性を持っていないようだ。Orchardあたりの日本人慣れした店とは違うのだ。
と、過去二回で学習したので、今日は、ごはんとおかずを注文してから、さりげなく「あ、ビールも」と頼んでみたのだが、だからと言って、みそ汁 → ご飯 → ビール → おかず類、の順で出されると、どうも調子が狂ってしまう。
- 荷物到着 (99.3.27)
- Portlandから送った荷物をようやく受け取った。ウォーク・イン・クローゼットが懐かしいとぼやきながら片づけ始める。ようやく、一安心、と言ったところだ。
改めて見てみると、自分の衣装在庫は、圧倒的に秋冬物の方が充実しているようだ。船で運び、その後もしばらく保税倉庫に寝かせてあったので、なんか湿気ているような気がするし、皺もついている。このまま、アパートに置きっぱなしだと、確実にかびそうだ。気候が大きく違う国への横滑り異動は困ったものである。
困ったと言えば、荷物を取り出した後に残る大量の梱包用・緩衝用の紙と段ボール。捨てるために、エレベーターで何往復もしなければならなかった。荷物配達日の夕方とか翌日に、ゴミ回収にくるようなサービスを運送業者がしてくれると嬉しいのだが。
Pest Controlごときじゃびくともしないらしいのが、ゴキブリ。油断してたら、いきなり、朝一番、巨大なのと遭遇。あいつらには台所用洗剤が効果覿面、というのは万国共通のようで、退治はしたのですが、キッチン用品が届いて、自炊ができる環境が整っただけに、万全の対策を講じなければ、と心に誓う今日この頃です。
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