IN/OUT1998/7/25


David Bowie氏が、8月からインターネット・サービス・プロバイダ事業を開始するそうです。その名もBowie Net。何と言ってもメリットは、メールアドレスが"yourname@davidbowie.com"になること。ちょっと、心が動いてしまいます。

当然と言えば当然ですが、こちらに来ると、いわゆる「欧米のスター」が、より身近になります。一般の雑誌の表紙も映画俳優さんが飾っているものが多いし、女性誌の見出しには「サンドラ・ブロックは3週間で8ポンド減量した!」なんて活字が踊ってたりもします。

が、中には、がっかりさせてくれる人もいます。こちらに来てすぐの頃、滞在していたホテルで何気なくつけたテレビ。アリス・クーパー氏がゴルフ番組に出てるんですね。もう一人の芸能人らしき人とプロと三人でプレーしながら、要所要所でプロのレッスンを受けるという形式の。うーん、ちょっとイメージがねぇ.....


in最近のIN

けちけちモード@オンライン・バンキング  (98.7.23)
小切手行方不明事件は、結局、銀行の担当者が間違えて他人の口座に入金していたことが原因と判明。ようやく、自分の口座に入金され一安心である。

入金されたのは嬉しいし、銀行の偉いさんからの詫び状も届いたのだが、経済的損失も被ったことになる。なんせ、セイビング口座の方は金利が2.6%である。3週間も入金が遅れたということは、その分の金利を損したことになる。細かいようだけど

金利がつかないチェッキング口座と、金利が付くセイビング口座の間で、小切手の残高を考慮しながら、こまめに資金を移動させるのが賢い銀行口座の管理方法なのだが、わざわざ銀行に出向くのは面倒くさい。ATMを使えば、365日24時間、口座振替が可能だが、通常業務時間外にセイビング口座の残高を確認すると、手数料を取られてしまう。

となると、便利なのがオンライン・バンキングである。365日24時間利用可能なのはもちろんのこと、手数料も取られない。各口座の履歴もすぐに表示される(こちらには、"通帳"というものは存在しない)し、口座間の資金移動も簡単。その他、銀行の窓口で依頼するような事の大半がブラウザからできてしまう。非常に便利である。

オンライン・バンキングと言うと、セキュリティを心配する人も多いだろうが、どうせ、小切手を他人の口座に平気で入金してしまうのがアメリカの銀行である。自分の口座は、こまめに自分でチェックして、何か問題があればすぐに銀行に文句を言う、というのが正しい姿勢だろう。


そして散財する  (98.7.25)
ここ何回か、週末に通っているのが、"BORDERSと"BED BATH & BEYOND"。同じモールに入っているこの2軒の店は、週末の午後を潰すのにはもってこいなのだ。(道が分かりやすく、かつ運転しやすい、というのも大きなメリットである。

BORDERSの方は、かなり大きな、本 & CD屋であり、店内にカフェテリアもある。ちょっとした昼食を取ることも可能だし、購入前の本を読みながらコーヒーを飲むのもOK。因みに、今月のコーヒーは"Windows 98 Roast"。いかにもアメリカンなお味でした。

BED BATH & BEYONDは、家庭用品屋なのだが、置いてある品揃えが、値段が手ごろでデザインのちゃんとしている物ばかりで、何も持たずに引越しして来た者にとっては、物欲を刺激されること必至である。

先週までは、小切手行方不明事件のため、無駄な出費をする訳にいかず、店内をうろうろするだけだったのだが、その問題が解決した今週は、一気に色々と購入してしまった。

  • クリスティのミステリ(相変わらず、昔、日本語で読んだ事がある本を選んでしまうところが、やや情けない。
  • CDを5枚
  • ポプリ(新しいアパートなので、部屋中がペンキ臭いのである
  • 玄関マット
  • ソースパン、ランチョンマット、コースター、にんにく潰し器、密閉容器、他、台所用品諸々

まだまだ、この程度では、物欲は収まりきらない。「ストレス解消には買い物」、の私にとって、現在溜まっているストレスは、少々の散財では解消しきれないのである。やれやれ。



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掃除機で運動不足解消  (98.7.25)
ようやく掃除機を買った。これも小切手事件解決の賜物である。

もっとも、これは小切手云々とは関係無く、もっと早めに買って然るべき物ではある。が、床がカーペット敷きだと、あまりほこりとか気にならないものなのだ。キッチンやバスルームの床は、ちゃんと雑巾がけしていたし。

ついつい買いそびれていた理由の一つは、米国製掃除機の評判の悪さである。音がやたらと大きいのに、吸引力に乏しい。と、日本人駐在員は口を揃えるのである。

ということで、日本製の掃除機を見つけて、ようやく購入したのが、引っ越してから2ヶ月後になってしまった。日本製と言っても、米国仕様。あの、お馴染みの形ではなく、縦型。日本だと、コンパクトタイプでしか見かけない形であるが、こちらでは、日本式のスタイルの掃除機の方が、コンパクトタイプになってしまうらしい。

さっさく使ってみるが、重い。なんせ、巨大なモーターが床から持ちあがった形になるのだ。しかも、小回りが利かない。一通り、掃除機をかけるだけで、汗だくである。

当地の人は、皆力持ちなので、あの重い、小回りが利かない掃除機で、広い屋敷内をくまなく掃除しても平気なのだろうが、日頃から運動不足の日本人が使うには、かなり辛い。日本メーカーは、簡単に「郷に従ってしまう」のではなく、日本スタイルを頑固に採用して、その便利さを当地の人々に知らしめるべきだと思うのだが.....。きっと、こっちじゃ受け入れられないのだろう。掃除機を購入した電器屋には、ノートPCの売り場もあったのだが、SONYのVAIOノート、日本じゃ大人気の薄型マグネシウム合金軽量モデル、には誰も見向きもせず、オールインワンの3Kg超の重量級モデルにばかり人だかりがしていたもんなぁ。彼らは、重さ=性能、と信じているに違いない。



台所用品も揃ってきて、大分、料理も作りやすくなってきました。が、まだまだ、困ること、戸惑うことが多いです。

まず、肉。薄切り肉を売っていません。ステーキ用の厚切り肉か、巨大な塊しか無い。これでは、調理法がかなり限定されてしまいます。

そして、砂糖。いわゆる上白糖も売っていません。売っているのは、グラニュー糖か粉砂糖、あとはブラウン・シュガー。とりあえず、グラニュー糖を普通の料理にも使っているのですが、どうも、物足りません。

ま、その代わり、日本に無い食材や調味料もある訳で、日本風料理にこだわるより「郷に従って」みた方が良さそうだと思う今日この頃です。


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