IN/OUT1998/1/4


帰省していました。新幹線を降り、在来線に乗り換え、実家も間近な頃、前の座席に座っていた女子中学生と思しき二人組み、どうやら卒業旅行の計画を立てているらしい。

「なぁ、ディズニーランドに行きたくない?」
「あぁ、ええなぁ。」
「二泊三日でな、最初の二日はディズニーで、最後の一日は渋谷で買い物するねん」
「渋谷って、お店がいっぱいあるんやろ。」
「芸能人も、ようけおるんちゃう。」
「そう言えば、この前、ジミー大西見たで。」
「私は、この前、オセロ見た。」
「うそぉー。私、オセロ、むっちゃ好きや。羨ましいわぁ。」

そうです。帰省先は関西です。そうかぁ、オセロ、人気あるんやなぁ。(^^;;


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飲茶は楽しく  (97.12.30)
旧友と大阪ウェスティンホテル三階の中華料理屋で昼食。飲茶の食べ放題が平日なら2700円(飲み物を付けて税・サービス料込みでも4000円程度)。あっさりめの味付けも、従業員の接客も非常に好印象。手際良く注文し、たっぷり食べ、一皿毎においしさを能弁に表現できるという、極めて食べっぷりの良い女の子と一緒だったので、楽しさも倍増。

食事後は、隣の空中庭園へ(何かと話題の京都駅ビルと同じ建築家の手による、と聞いて深く納得)。いささかトホホ感の漂うお土産屋があったり、「少年ナイフ」の手形が飾ってあったりするというのがミスマッチのような気もするが、大晦日イブは人出も少なく、くつろげた。


気兼ねが無いんだか遠慮が無いんだか  (98.1.3)
友人宅へ行く。夫妻ともに私の学生時代からの友人である。私のほかにもう一家族、こちらも夫妻ともに友人(要は、皆同じクラブに所属していたのだ)、も集まった。

ウェスティンホテルで会った旧友たちにも言えるが、年に一度か二度の「帰省」というイベントに合わせて会う、というサイクルが良い加減なのかもしれない。特に何を話すわけでも無いのだが、のんびりとリラックスできる。それにしても、皆、すっかり「良き家庭人」となっているなぁ。保守本流の年の取り方だなと思う。

とにかくも、新年早々、厚くもてなしてくれた奥さんに多謝。



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年末年始はホラーと共に 
風邪で喉をやられたため、年末年始は上記以外はほとんど外出もせず、実家でごろごろしていた。こういう時にこそまとめて読書でも、と思いつつ、実家近くの書店で購入したのは、
  • パソコン雑誌
  • 角川ホラー文庫。夏樹静子編のアンソロジー
  • スティーブン・キングの短編集三冊
  • 中島らもとひさうちみちおの対談集
我ながら、やれやれ、という感じのラインアップである。

中島らも氏はいつもながらの内容で楽しく読めたが、ホラー系四冊はやや期待外れ。夏樹氏のアンソロジーは、どうも肩に力が入った選択という感じで、「ホラー文庫」を名乗るならもっと直球勝負で来てもらいたい気がする。キング氏は、やはり長編作家だと実感。これでもかというぐらいのアイディアとサービス精神をてんこ盛りにした長大な作品でこそ真価を発揮するタイプだと思う。



ということで、1998年になりました。比較的平穏だった1997年と違い、今年は色々とありそうですが、「positive thinking」と「感謝の心」をキーワードに、軽やかに過ごしていきたいものです。
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