IN/OUT1997/12/7


矢野顕子さんのコンサートを観に仙台へ行ってきました。地方とは言え、大都市になると街中にあるのは「ドトールコーヒー」「マクドナルド」「ヨドバシカメラ」「ベルギーワッフル」等など、東京と風景としてはあまり違いがありません。でも、道行く人の言葉の訛りとか、ファッションを見聞きしていると、街の空気は確かに東京とは違います。携帯電話やPHSの会社が、東京とは同系列でも別会社になっているため、CMに起用されているタレントが違うというのも、違いを感じさせる要素になっています。何せ、ああいった会社のポスターはあちこちに貼ってありますから。これが、JR東日本以外の地域に行くと、そういった違いをもっと感じることになりますね。

in最近のIN

杜の都に雨が降る  (97.12.7)
土曜の夜は矢野さんのさとがえるコンサートを堪能した。彼女のライブを観ている時が人生最高の至福の時である。良かった良かった。

で、一泊して、日曜の午前中は仙台の市内観光。あいにくの雨。バス乗り場をうろうろしている間に、定期市内観光バスに乗りそびれてしまう。で、タクシーに乗って、仙台城址と瑞鳳殿へ。2時間ほどでコンパクトな市内観光を、というリクエストに的確に応えてくれる運転手さんで助かった。

両観光地とも、雨のためほとんど人がいない。仙台城址にはお城は建っていないし、瑞鳳殿もそれほどの見物、という訳でも無い。が、なまじ派手な観光地で無いだけに、雨の中、しみじみと風情があって、日本は良いなぁ、と感じ入る。

鮭のはらこ飯の昼食後、夕食用に牛タンを、部下用に最中のお土産を購入し、新幹線ホームに向かう。(以下、OUTへ続く)



out最近のOut

ユレダス機能する (97.12.7)
東京行きやまびこ号がホームに到着し、先頭車両が私の前を通過。もうすぐ乗車する車両が目の前に来て停車するぞ、と思う矢先、ホームが妙に揺れる。列車の到着でこんなに揺れるとはしょぼい造りだ、と思っていると、ガタンッ、と大きな音がして新幹線は止まってしまった。さっきの揺れは地震だったのだ。あと10秒ぐらい地震発生が遅ければ、列車は定位置に停車した後だったのだが、その手前で緊急停止したため、ドアも開かず、10分ほど待たされた。大分昔、営業実習として鉄道総合研究所を訪れた時、新幹線の対地震安全システムを見せてもらったのだが、その名前は、アメダスならぬユレダス。極めて厳格に機能している姿を間近で見る羽目になるとは思ってもいなかった。



仙台の商店街にある丸善で、瀬名秀明氏のサイン会をやっていました。彼は宮城大学で教鞭を取っているのでしたね。いかにも理系の研究者、それも企業ではなく大学の、という風貌の方で、一瞬新刊本を買って列に並ぼうかと思ったのですが、旅先でハードカバー2冊は重い、と考え、結局帰りの新幹線ではとり・みき氏の文庫本「とり・みきの大雑貨事典」を読んで帰ったのでした。
前のIn/Out

Top page of Top page of JK-ismへ戻る


メールはこちらへ