IN/OUT (2001.4.15)
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13日は祝日でした。Good Friday。この国の祝日のほとんどが、このように、年によって日付が変わるものです。来年の祝日も、大体は予想がつくにしても、本当に確定するのは、5月の政府公式発表を待たないと駄目、というのは、何とも面倒な事です。


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"The David Bowie Series / 24Bit Digitally Remastered"  (01.4.13)

CDで持っていなかったDavid Bowieのベルリン三部作を聞きたくなり、CD屋へ。2年ぐらい前に発売されたリマスター盤を、まとめて購入してきた。

かっこよい音なのは言うまでもない。発売当時は前衛的と思えたような部分も、今聞くと、実に分かりやすい「かっこ良さ」だ。彼の才能、新しさと奥の深さと商業主義のバランスの取り方のうまさ、を再認識した。PCのCD-ROMドライブに挿入すると、davidbowie.comのご案内画面が出てくるところが、いかにも新しもの好きのBowieらしい。

勢いで、手持ちのBowieのCDも再聴してみたのだが、あららら、音質が全然違う。もちろん違うアルバムだから、単純な比較はできないが、PCのCDドライブ + Sony SRS-Z1の組み合わせで聴いても、音の明瞭さ、広がり感が全く違う。これが"Digitally Remastered"の威力なのか。この手の「リマスター」企画って、どうもファンの財布の紐をゆるめさせるための、せこい営業戦略かと思っていたのだが、これだけ音が違うとなると、ちょっと考えてしまう。っていうか、次にCD屋に行ったとき、さっそく"Newly Digitally Remastered"と書かれたYESの旧作も買い足してしまった。


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"The Mexican"  (01.4.14)

Brad PittとJulia Roberts共演の話題作。伝説の拳銃をめぐって、ちんぴらBrad Pittがメキシコを右往左往するというお話。

共演と言う割には、Brad PittとJulia Robertsの絡みが少ない(映画の中盤はずっと別行動)。ビッグスター同士のスケジュールが合わせられなかったのか、あるいは、ビッグ故の我の張り合いの結果か、と邪推もしたくなる。二人が揃って映っている場面でも、あんまり恋人同士らしく見えないしなぁ。

話の方も、なんか中途半端。この作品でも良い演技をしていると思うのだけど、Brad Pittって、ビッグネームの割には、あまり出演作に恵まれてないような気がする。


この時期の安眠妨害は困る  (01.4.15)

最近、自宅で蚊に刺されることが増えた。このところ、冷房をつけっぱなしにするほど寝苦しい暑さではなく、窓を開けたままにしているのだが、たいがい、足のあたりの痒みで目が覚めてしまう。

以前にも書いたが、政府がペスト・コントロールを徹底しているため、熱帯でありながら島内に蚊は少ない。実際、火事かと思うほどの白煙をあげつつの殺虫剤散布をよく目にする。マラリアやデング熱の予防のためではあるが、あれだけ大量にばらまけば、人体にも悪影響があるのではないかと心配になるほどの撒きっぷりだ。少なくとも、散布作業に従事している人は長生きできないんじゃないだろうか?

とにかくそのおかげで、これまでは、窓を開け放して寝ていても、蚊に刺されることはほとんど無かった。一般的に網戸が装備されていない、というのも、ペスト・コントロールを前提にした家造りなのだろう。それにも関わらず、最近、自宅周辺に蚊が増えたのは、隣の小学校が校舎新築の工事をしているからだと睨んでいる。工事で掘り返したところに、スコールの水が溜まり、そこに蚊が発生しているのではないだろうか。そうだとしたら、水溜まりを片端から埋めるなり、早急に対処してもらいたいものである。因みに、この国には「溜まった水に蚊が湧いたら、溜めた責任者に罰金(個人がベランダに置いている植木鉢の水受けとかも、当然、対象。抜き打ち検査有り)」という規則もあったりする。


祝日には、National Dayのような国独自のもの、Chinese New Yearのように中国暦によるもの、マレー/イスラム教関連のもの、インド/ヒンズー教関連のもの、などがあります。まぁ、これらは、国民の出自を考えれば納得がいきますが、分からないのが、今回のGood Fridayとか、Christmas。キリスト教徒の比率なんて、日本と同じ程度じゃないかと思うのだけど(クリスマスでとりあえず騒いじゃうのも日本と同じ。Good Fridayの意味が分かってる人だって、日本と同じぐらい少ないんじゃ無いかと思う)。欧米に倣うことで、一流国家の仲間入り、という政府の考えなのでしょうか? まぁ、祝日の絶対数が少ないのだから、理由はなんであれ、休みは歓迎なのだけど。