来週末はChinese New Yearで店とか閉まってしまうので、今週末は色々と計画を立てたりもしていたのだけど、後述する土曜日いきなり襲った不幸のため、すっかり引きこもり状態になってしまった。
最近のIN
姐御系ロックにはまる (00.1.28)
Pretendersのベスト盤「Singles」は、別にジャケットデザインを模倣するためじゃ無く、先日乗った飛行機で「Brass in Pocket」を久々に聴いて以来、この曲が頭の中で鳴り続けるようになってしまっていたので購入した次第。彼女らのアルバムは2枚目ぐらいまではちゃんと聴いていたのに、このところすっかりご無沙汰していた。
しかし、改めてCDを聴くと、すっかりはまってしまった。Chrissie Hynde姐さんの、どこか突き放したような歌声のクールさ、シンプルなバンドサウンドの恰好良さはもちろん、彼女の佇まい自体が、一本気なロックを感じさせ、拳を固めずには聴いていられないぜ、という感じである。昨年出た新作「VIVA EL AMOR!」もさっさく追加購入したが、ジャケットの姐さんの写真同様、気合いの入ったアルバムだ。
Philip K. Dickの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」。言わずとしれた映画「Blade Runner」の原作である。いかにも昔のSFに出てきそうな小道具の数々と活劇的な展開、という分かりやすい物語の陰に、ちらちらと思索的なテーマが見え隠れする構成にぐいぐい引っ張り込まれる。映画の方は、作り込まれた世界観を別にすれば、ストーリー的には実は見かけ倒し、という気がしないでもなく、小説とは対照的だったんだな、と気づく。もちろん、わたし的にはどちらも傑作ですが。
Robert A. Heinleinの「夏への扉」。山下達郎先生も大好きな、猫好き必読と言われている小説である。これこそ古き良きSFの香り、という感じで、実に気持ちの良い物語だ。でも、この話、猫好きという以前に、ロリコンの話なんじゃないの? という気がしないでもない。