IN/OUT (2000.1.30)
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あまり配色のコントラストが強すぎるデザインは飽きるなぁ、とも思いつつ、頻繁に更新するこのページをどうするか、まだ試行錯誤中。

来週末はChinese New Yearで店とか閉まってしまうので、今週末は色々と計画を立てたりもしていたのだけど、後述する土曜日いきなり襲った不幸のため、すっかり引きこもり状態になってしまった。


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姐御系ロックにはまる  (00.1.28)
Pretendersのベスト盤「Singles」は、別にジャケットデザインを模倣するためじゃ無く、先日乗った飛行機で「Brass in Pocket」を久々に聴いて以来、この曲が頭の中で鳴り続けるようになってしまっていたので購入した次第。彼女らのアルバムは2枚目ぐらいまではちゃんと聴いていたのに、このところすっかりご無沙汰していた。

しかし、改めてCDを聴くと、すっかりはまってしまった。Chrissie Hynde姐さんの、どこか突き放したような歌声のクールさ、シンプルなバンドサウンドの恰好良さはもちろん、彼女の佇まい自体が、一本気なロックを感じさせ、拳を固めずには聴いていられないぜ、という感じである。昨年出た新作「VIVA EL AMOR!」もさっさく追加購入したが、ジャケットの姐さんの写真同様、気合いの入ったアルバムだ。

今まで意識していなかったが、どうやら、姐御ロックとでも言うべき系統が自分の好みのジャンルとしてあるようだ。Pat Benatar嬢とかAlannah Myles嬢とか。音楽性云々より、そのクールさに惹かれるという感じ。

そういう訳で、Joan Jett and the Blackheartsのアルバムも勢いで購入。いやぁ、ここまで堂々と「ロック」されちゃうと、お見事としか言いようが無い。これで男性ヘビメタ野郎みたいに暑苦しくならないのが姐御系の良いところ。こういうのもたまには良いやね。


古き良きSFにもはまる  (00.1.30)
題名は知っているし、高い評価も知っている。本屋でもよく見かけるのだけど、ついつい買うきっかけを逸している、という本は結構ある。そんなSFの旧作を2冊、まとめ読み。

Philip K. Dickの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」。言わずとしれた映画「Blade Runner」の原作である。いかにも昔のSFに出てきそうな小道具の数々と活劇的な展開、という分かりやすい物語の陰に、ちらちらと思索的なテーマが見え隠れする構成にぐいぐい引っ張り込まれる。映画の方は、作り込まれた世界観を別にすれば、ストーリー的には実は見かけ倒し、という気がしないでもなく、小説とは対照的だったんだな、と気づく。もちろん、わたし的にはどちらも傑作ですが。

Robert A. Heinleinの「夏への扉」。山下達郎先生も大好きな、猫好き必読と言われている小説である。これこそ古き良きSFの香り、という感じで、実に気持ちの良い物語だ。でも、この話、猫好きという以前に、ロリコンの話なんじゃないの? という気がしないでもない。



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出社拒否になりそう  (00.1.30)
髪を切るとき、どのように英語でリクエストすれば良いか? というのは未だに良く分からない。美容師の、線で切っていくハサミさばき(理容師は面で切っていく)だと、どれくらいの長さに切られているのか、終わって眼鏡をかけて鏡を見るまで全く分からないだけに、これは重要な問題なのだ。"trim"という単語を使えば、今のイメージのまま、少しだけ切ってくれる、と授業では教わったが、そんなに単純な話じゃない。特にここでは、ちょっと油断すると、サイドを思いっきり短くする中国系若者的髪型にされてしまう。それほど髪型に気を配っている訳じゃないのだが、あまり短く切ると、ツンツンと立ってしまう髪質なので、こういう風にやられると、それから数週間、横っちょの毛がツンツンの状態で過ごす羽目になってしまう。

いつも行く近所の美容院での中華若者カットに懲りたので、この土曜は繁華街にある美容院に行ってみた。

「2cmぐらいだけ、切って下さい。」
「全体に?」
「そうです。」
油断もあった。それだけ言い終わると、ぼーっとしていたのは事実だ。

終わって鏡を見て、腰が抜けそうになった。っていうか、泣きそうになった。全体を2cmに切ってくれていた.....

物心付いて以来のショートカット記録である。何せ、全ての髪の毛が2cm。当然のように、全体の髪の毛が突っ立って、なんだか出来の悪いネギ坊主みたいだ。どう見ても、真っ当な勤め人の風体じゃ無いような気がする。いっそ、サイドとか裾の方をもっと短く刈り上げてしまった方がバランスが良いのかもしれない。しかし、これ以上ハサミを入れるのは、あまりにもリスクの高いギャンブルのような気がする。

日曜は、姐御系ロックやらRage Against the Machineやらを大音量で聞いて気を持ち直そうとするも........。明日の朝、会社に行くのが本当にいやだよーん(魂の叫び



年寄りの繰り言のごとく、書いてるミュージシャンの名前も、本の題名も古いものばっかりですな。若い人が、新しい音楽に親しんだ耳で古き良き物を発見していく過程を語るのを聞いたりすると、若い感性が羨ましくなるのと同時に、自分も新しい物にもっと目を向けなければ、と励まされたりもするんだけどねぇ。

たまに新しいミュージシャンのCDも買ったりするけど、アルバム収録曲のタイトルとか全然覚えられない。老化現象かなぁ。