技術者と言えば、元素周期表を机に置いてある人をよく見かけます。それも、若手よりも、かなり上の役職の方に多いようです。あのクラスの人が日常的に元素記号を使うのか、疑問です。もちろん、私のような文系社員には想像もつかないほど、元素周期が業務に密着しているのかもしれませんが.....(化学会社じゃないっす、勤務先は)。仕事の合間に周期表を眺める事で、理系としてのアイデンティティを確認しているのか?などと邪推してしまいます。
- 修学旅行ライクな出張 (98.4.13)
- 宮崎の関連会社へ出張。日曜の夕方に入り、夕食に宮崎牛と釜あげうどんを堪能する。今まで宮崎には20回以上は行っているのだが、今回の出張がとりあえず最後になる。そのため、月曜朝一からの打ち合わせ終了後、気を利かせた関連会社の方が、午後いっぱい、観光に連れ出してくれた。
宮崎郊外の綾という町で、歩行者専用としては世界最長という吊り橋を渡り、照葉樹林を眺め、酒泉の杜なる酒造メーカーが経営する施設でワイン・焼酎・日本酒を試飲し、最近復元されたという綾城を訪れる。森と名水とハンドクラフトを「売り」に観光に力を入れているという綾町。関東の植林された杉ばかりの山を見慣れている者には、新緑の映える照葉樹林の山が目に鮮やかで、すっかり心地良い旅行気分に浸ってしまった。
例によって、レトルトパックの地鶏の炭火焼きを空港で購入して帰京。
- 安くて美味くて上品で (98.4.15)
- 神楽坂にある「かなえ」という和食屋で食事。秋刀魚の酒香干し、山菜の天ぷら等、どの皿も、上質な素材をシンプルかつ繊細に調理してあって、とても美味しい。しかも、料金は非常にリーズナブル。お腹一杯食べて、お酒も結構飲んで、それでも4000円未満。あるいは、店の関係者の方と同席させていただいたので、かなりサービスしてくれたのかもしれない(少なくとも、デザート = これまた絶品のオレンジムース、はサービスしていただいた)。雰囲気も良い店で、これで、置いてあるワインがもう少し辛口なら、何も文句は無い。
- もうすぐ長時間乗らなきゃいけないんだよなぁ (98.4.13)
- 旅行や出張は嫌いじゃないのだが、飛行機だけはどうも好きになれない。ちょっと揺れただけで、手のひらは冷や汗まみれに。「飛行機は飛ぶようにできている」ということが感覚的に納得できていないのだ。飛行中ずっと、「今はたまたま機材の調子もパイロットの操縦もうまくいっているからどうにか飛んでいられるけど、いつバランスが崩れるか分かったもんじゃない」と思っているのである。
宮崎からの帰り、空港の売店で角川ホラー文庫の短編集「ゆがんだ闇」を買って、機内で読み始めたのだが、いきなり飛行機事故で家族を失った人の話が出てきて、大後悔。さらに、天候が悪く、結構揺れたので、心臓に悪い一時間半になってしまった。
もっとも、このアンソロジーは暇潰し本としては中々面白く読めた。特に小林泰三氏の構成力には感服。(一方で、鈴木光司氏の作品では、彼の「リング」はまぐれ当たりだった、という思いをさらに強くしたけど。)
以前、飛行機はピアノ線で吊ってある、というような事を冗談で言っていたら、その場に居合わせた女の子(と言っても20代OL)から数日後「嘘吐き」呼ばわりされてしまったことがある。彼女は「そうか、飛行機はピアノ線で吊ってあるから空を飛べるんだ」と、本気で納得してしまったらしいのだ(おいおい (^^;;)。しかし、数日考えて、「空港の上空で旋回していてピアノ線が絡まないのはおかしい」と気付いたと言うのである...........。私もピアノ線説を本気で信じられるなら、もう少しリラックスして飛行機に乗れるのかもしれない。
- 解約手続
- 電力会社とNHKに転居の連絡をする。伊勢丹カードも解約。
- オーブン・CD Playerの搬出
- 知人が、オーブンとCD Playerを引き取りに来る。
こんなことを考えたりしている暇があったら、荷物の整理をしなくちゃいけない。気がついたら、あと二週間を切っていて、空き時間はほとんど無い.....。航空便・船便は運送屋の「お任せパック」だから良いとしても、ハンドキャリーするもの(アパートを見つけるまでホテル暮らししなきゃいけないので、結構長期間用の荷物)の荷造りが、間に合わないぞ (^^;;
Top page of Top page of JK-ismへ戻る