IN/OUT (2005.7.3)

オーディオ関連も整備したいと思いつつ、どうせなら慎重に選びたいので後回しになっている。しかし、ちょっと時間が空いたので、秋葉原のオーディオショップを覗いてみた。昔だと、ターンテーブルから始まって、検討すべき機材が多種類あったが、今はSACDプレイヤーとアンプ、スピーカーだけ揃えれば問題ないので楽ではある。

具体的な下見という訳じゃないので、値札を見ずに色々試聴させてもらう。やれ、ボーカルに艶がないだの、ピアノが弱いだの文句を付けていたら、店員に良いカモと思われたのか、どんどんグレードアップしていく。最終的には、Sonus faberの高級工芸品のような美しいスピーカーにMark Levinsonのモノラル・パワーアンプを組み合わせるという、予算超度外視のセットになってしまった。さすがに情感豊かな、本当に美しい再生音だ。この音色を理想としつつ、現実的な価格帯の製品に落としていこう。やはり、オーディオ選びは楽しい。

一方、ヴィジュアルの方には、それほど熱意を持っていないのだが、TVとDVDレコーダーは先に購入済みである。しかし、届いた製品があまりにも難しい。TV放送の仕組みが、この7年間でずいぶんと複雑なことになっているし、DVDレコーダーの設定、操作となると、もうお手上げだ。いつか、ちゃんと使えるようになる日がくるのだろうか…

家具を搬入してしまう前に、一日、公休を取り、床全体のワックスがけを行った。シンガポールでは、6年のうちにすっかり掃除が手抜きになってしまったが、今回はそうならないよう、綺麗に使うぞ、という意気込みの表れではある。ただし、長続きするのかは自分でも不明である。

ついでに、貴重な平日の休みなので、役所で転居の手続きも行う。本来は、引越し前なので規則違反だが、毎日、郵便受けのチェックに通っているのだから、まぁ、構わないだろう。

ガスの開栓とNTTの開通、完了。インターネット接続も試してみたが、今のところ、仮住まいと違い、安定していて快適だ。これで、電気・水道・ガス・電話・インターネット、全て使用可能となった。電話については、携帯電話だけ、あるいは、IP電話の使用も選択肢だったが、リスク分散にもなるので、保守的にNTTと契約。

先週まとめ買いした家電類の搬入と、エアコン、照明、及びシーリング・ファンの取り付けを行った。ただ、色々と思惑が外れた点があった。

キッチンの絶対面積が狭いので、冷蔵庫を入れると、かなり圧迫感がある。これは、まぁ、仕方ないか。

洗濯機は、ナショナルの斜めドラムにしたのだが、サイズについては防水パンの大きさしか気にしていなかった。しかし、かなり奥行きがある機種なので、実際に設置してみると、洗濯機置き場の扉が閉まらなくなってしまった。まぁ、実用上は差し支えないので構わないか。

シーリング・ファンは、部屋の広さを考えて小振りの物にしたのだが、いざ取り付けてみると、微妙に貧乏くさい。やはり大きめの物にしておけば良かったと後悔するが、まぁ、やむを得ない。

TV台は、棚板位置を読み違え、ヤマハのサウンド・プロジェクターをうまく置けないことが判明。これは何か対策が必要だ。

そして、手元には膨大な取扱説明書。これらを解読・理解するのにも、一苦労しそうである。